第47話 魔法学院に
間が空きすぎて申し訳ありませんでしたm(_ _)m
「あんた、来月から王都の魔法学院に行きなさい」
「……は?いや、来月って……。もう今年の試験終わってるし入学の月決まってるし年齢も来年じゃないと受けられないし、無茶苦茶言わないでよ」
暴走から手を握ったままだったメイムに連れられ自宅に戻ったら父もちょうど帰宅したところで開口一番言われた従姉のセリフに思わずぽかん。
魔法学院についてはわかる範囲で調べていた。自分もだけど親も気にしていて安全のためにもということで家族総出で可能になる頃には受験したほうが……とは言っていた。
「大丈夫よ。学院長には話しておいたし次の入学式までは生徒ではなく雑務を手伝うアルバイトって扱いで置いてもらうから。
学院の建物自体が魔力の抑制もかかる場所だし、万が一暴走しても周りはみんな魔法のプロよ。今はこの村にいるより数倍以上にミルの生命の危険は減る……。授業の時間以外は学院にある練習ホールの利用許可は貰ったから適当に魔法を使って蓄積する魔力を消費していれば暴走は減るし不安なら専門の知識がある治療班も常駐してるわ。それ以外もあんたの事情を話してあるから都度相談すれば可能な範囲で対応してくれるわ」
「でも……」
いつどこで現れるか分からない。ここに先日現れた使者がいるなら離れたことでもし会えないということがあって問答無用でつれて行かれたら……。幼い自分にはただ不安しかなく俯く。
「……ミル。だいじょーぶよ。ホクマーにもちゃんと言っといたから。今の礎はあんたたちが狙ってる子の親だけど足りないからやっぱりミルを連れていくとか言うならそれなりの報復は覚悟してよね?って言っておいたから」
「……ねーちゃん……それは脅迫って言うんじゃないの?っていうかホクマーって誰だっけ?うっすら記憶にあるようなないような……何でねーちゃんが知ってるの」
「おっとそれは企業秘密ってやつね~。とりあえず叔父さんも条件としてはずっといいと思うけどどうかしら?もちろん学院に入るといつでも自由に出られないわけじゃないけど休暇には戻ってくればいいし面会にも行けるし。まずはミルが魔力を安定して扱えるようになるまでの処置って思ってるわ」
「……うむ。まぁ……悪くはないと思うが、急な話でミルも決められないだろうからまた明日以降にゆっくり話そうか」
ちょっとした嵐とか言う勢いじゃないくらいの威力がある従姉の説得と交渉の結果、私は翌月、王都へ行き学院に住み込みのバイトという名の保護をしてもらい数ヶ月を過ごし最年少で魔法学院に入学した。
実はそれ以前にも魔法関係で重大なトラブルがあった場合やら一般家庭では手に負えないような魔法に関わる事件があった場合はそれなりに入学やら仮の処置として何かの名目を付けて学院で子供を預かるということは柔軟に対応していたらしく特例はあったらしい。しかしあまりに低年齢の実績はなく年齢が上すぎて入学可能期間を超えている子供に魔力の扱い方を教えて暴走をさせないようにするといったこと程度が多かったようだ。私の場合は実例はないけど今までの実績?を考えて許可ということになったとか……。
切ない……。どんな危険物と思われているんだろう……(遠い目)
しかし実際には急に母がいなくなったことや部分的な記憶が残っていることなど精神的に不安定になっていたのもあって暴走しやすくなっていたのでバタバタではあったが早めに学院に滞在していたことは良かったかもしれない。
後はやはり魔法を専門とする人たちが多くいる場所だからこそ魔力とは、とか魔法を使うには、とか制御の方法は、などいろんな人が教えてくれて不安定状態にもかかわらず手に負えないほどの大暴走はせずに済んだ。……とはいえ一般の何も対処されてない場所で起こすとまずいくらいの暴走はちらほらと(汗
そんなところをお世話になっていたのもあって基本的に学院の先生方には頭が上がらなくなったというのもある……。実際地味だったりするけどすごい人達がたくさんいるところだった。でも先生方はいつだって優しくて子供や学生たちがしでかすのは当たり前、というスタンスで最大限フォローをしてくれる。ほんとに危ないときや庇いきれなくなることがある場合はその理由や条件を真剣に説明してくれる。
そんな人たちが集まる学院はいつでも魔術師の憧れだ。だから卒業後に学院の教員に、と憧れるものも多く倍率は高い。私も教員いいなーとは思ったけど卒業時にふと冷静に考えた場合に自分より年齢は上の人が多く果たして私が教壇に立ってみんな納得するのかなぁ?と……。誰に相談するまでもなく無理だろって思ったので一応卒業時の担当だった先生に意見を聞いてもらって当面実家のある村に帰るということになった。まぁほんとは学院的にはそのまま王都に残って教員か王宮魔導師か冒険者としてもらえればと思っていたらしい。
長らく間が空きすぎて申し訳ありません。
転勤でドタバタして新しい生活に慣れたり仕事に慣れるのに必死になったりして貯蓄分を放出して以来全然書けなくなってました。
そのうえ途中でPC買い替えになったりで……(汗
まだ全然余裕ないままなので更新頻度は当分空きそうですがひとまず目指したゴールにたどり着けるよう頑張ろうと思います。
のんびりお付き合い頂ける読者様がいればありがたいです。よろしくお願いいたします!




