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7-9.
眩しい。白い天井。滴る点滴。規則的なパルス音。
握られた手。小さくない手。少し冷たい手。
すーすーと息。こんな所で寝る人。姉ちゃん。
全身熱い。酷い眩暈。意識、頼りない。考える出来る。意識突然切れる。
姉が働く病院。救命ICU。何とかICU。行き来している。
国内最高峰大学。付属病院研修医。その病院に入院。らしい。
俺達三人。怪我酷かったか。あ 起きた。酷い、眼、隈。
「しらとり さしゃ」
酸素マスク邪魔。喉口渇く。ガラガラ。言葉掠れる。
「白鳥君はもう退院したよ」
全身に擦り傷、切り傷、打撲、脳震盪で失神。脳波異常なし。
肋骨骨折三本だけ。
「よかった――。さしゃは?」
「もう一般病棟に移ったよ」
姉の眼。僅かに反応。隠し事。
「さしゃ――、ひどい?」
眩暈。頭の中。ぐるり回る。
「高所からの転落による頭部を含む重症複合の高エネルギー外傷。
頭の怪我は――」
医学用語。説明。全部理解。無理。
「概要は以上だよ」
聞こえなかった。覚えていない。少し冷たい手。結果を聞く。
「さしゃ――、だいじょうぶ?」
「酷い怪我だったけど意識が戻るのが早くて一般病棟に移った位だから、リハビリは必要だけど、心配ないよ」
“リハビリは必要” 怪我。そこまで酷い。聞き留めた。




