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5-8.

「ニュースをお伝えします。本日サイバー攻撃によると思われる世界的な通信障害が発生し、同時に関東一円で電力供給支障も発生しました。政府は危機管理本部を立ち上げ、テロの疑いも含めて情報収集と対応の協議にあたっています」

 その夜のトップニュースはどこも皆同じ。

 すーっと顔を横に向けると、やはりこちらを向いていた咲紗と小さく頷きあった。

 二人でモバイルからニュース配信各社の記事を調べると、せーのぉ、どーん! の時刻にとんでもない事件が発生していた。

 世界各国の国家安全保障、国防、情報収集・諜報、それぞれの機関での障害の発生、大規模なデータの破壊。複数国の核ミサイル制御システムに侵入発生……。

 すーっと顔を横に向けて咲紗に聞いた。仮にその先へ進んだなら、何が起きていたかと。

 すーっと顔を俺に向けた咲紗の表情は血の気が引いて引き攣っていた。

 そして一言。

「核戦争……」

 すーっと俺の顔から血の気が失せたのが分かった。


 その後俺と咲紗は競う様に父と藤森さんのゴシップ記事と映像を捜索した。

 様々なキーワードで手分けして検索を続けても、公式なものと健全なもの以外は全く引っ掛からない。 

 あらゆるアーカイブにも残っていない。

 ドえらい二次被害を出してまで父と藤森さんの関係を匂わすデータを、俺のモバイルに残っている以外、世界中から全て消した犯人へ感謝を告げようとすれば、ベッドの上でナイティ乱れまくり、半乳半ケツ、鼻提灯プカプカで寝ている映像を投影中。

 疲れましたアピールの様だが、寝相の悪さも母譲りなのか。

 ……なんなんだこれ? やり過ぎただろ?

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