ウクライナがんばれ
それにしても現代戦ってヤツはすごいね。ウクライナという小国が、大国ロシアを止めているのだから。
実際、おされているのかもしれないが、それにしたってヒトラーの率いたドイツの電撃戦の速度を考えれば、ウクライナはとんでもない要塞だ。状況は違うとはいえ、ロシアだって長引かせるつもりなんてなかっただろうし、そういう戦力を投入したはずなのだ。
兵器の進化を考えれば、本来ならさらに早期の決着が見込めたはず。そうではないというのはもしかしたら、現代兵器がたとえ少数でも大きな壁になれる凶悪な破壊力だということなのかもしれない。
どうなんだろう。本当のところは分からないが、俺は本当にウクライナにがんばってほしいと思う。
……だってこの戦局、いろんな意味で、きっとこの後100年世界に影響するぜ。
てか、国際的な制裁がどうのといったって、結局矢面に立ってるのはウクライナの防衛軍だけなのだ。今の状況で外部が攻撃をすれば即世界中が戦争に巻き込まれるという理由から慎重なのは分かるが、結局、大国に対する発言力の限界を垣間見ているようでじれったい。
ただ、そういう大国がこのような戦争を始めることは、まぁ今までもちょこちょこあったが、これほどに世界中が対極に立ったことはない気がする。だから今までとは違うと思う。
今回のロシア・ウクライナの顛末が誰よりも気になっているのは、きっと中国だ。
ロシアを唯一対等な盟友だと思っているだろう中国にとって、今回の侵攻は台湾に対する戦略の大きな参考になるはずだ。個人的にはロシアに対するウクライナと中国に対する台湾は立場も似ていると思う。
余談だけど、俺は台湾はハッキリと独立国だと思っているし、日本はとっとと台湾を独立国だと認めるべきだ。中国は内政干渉がどうのと言っているが、なんならロシアがウクライナを制圧することを妨害されるのを「内政干渉だ」と言うのと同じくらいお門違いだと思う。ついでにウィグルもな。
まぁ、じゃあ「沖縄は、ハワイはどうなのさ」と言われれば、ちょっとわかんない。
ただ、沖縄やハワイと、ウクライナ、台湾が違うのは、強硬に国家としてのアイデンティティが樹立されてるとこじゃないか。
ともあれ、中国にとって今回のロシアの動きは意外で、興味深く、それでいて厄介なことこの上ないと思われる。
なにより、手こずっていることが厄介だろう。彼らはひょっとすれば、自分たちが台湾を攻めた時の自分たちに対する風当たりを今、目の当たりにしているのかもしれない。
戦局が長引く間に排ロシアの体制が組まれ、そしてそれが不可逆となってゆくのなら、彼らも台湾海峡を越える際の試算になるはずだ。
同時に、この状態が長引くほどに、ロシアの盟友として立場をハッキリさせなければならなくなる。それは大層な誤算であるはずだ。
切実な想いを一言に表せば、きっと
「まだ早い……」
なのだと思う。
もし開き直れば、世界……とりわけアメリカに制裁の口実を与えることになるし、そうなれば頼れるのはロシアだけとなり、世界の二極化は決定的なものになるだろう。それがきっと「まだ早い……」。
とはいえ、ロシアを見限って欧米の肩を持つとも思えない。が、今今の状態だけなら、きっと中国はそちらについている方が都合がいいはずだ。思った以上の板ばさみが、今の中国を締め上げているのではないか。
なににせよ、今回のロシアの侵攻は世界の分水嶺になるんじゃないかと思ってる。
このまま行けば、さすがにウクライナは負けるだろう。問題はその後、西側諸国がどういう反応を示すかだ。
それにより、その後のロシアと中国がどのように動くかが決まる。
俺ねー、ちょっと思うんだけど、……いや、ありえねーと笑ってくれればいいんだけど……数世代後単位の話で、日本は中国の一都市とかになってるんじゃないかと思ったりもしている。
いや、もちろん絶対じゃなくて、いくつかある可能性の一つでしかないけど、状況に状況が重なった挙句、そうなる可能性だってありえるんじゃないか……。
……俺は、その状況の重なった状態という時、アメリカは充分な戦力対応をしないんじゃないかと思うんだ。
ウクライナを見て、改めて思う。独立国における"自己責任"という概念。
勝手を言わせてもらえば、中国という国家にとって、日本なんていらない国なんだと思う。
中国は日本に蓋をされてるせいで太平洋に出られない。そういう国が本当に力を持ちえた時、日本民族がウィグルと同じにならないと誰が言い切れるんだろう。
ありえん?……まぁ笑っとけ。
てか中国のヒトタチは台湾に向けて、(勝手に)橋をつなげようとしてるらしいよな。
戦わないで台湾を得ようとする頭をひねってるからなおさら、今回のロシアの侵攻が早計に見えるんだろうなと思うわ……。




