↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっときいて  作者: 矢久 勝基


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
159/228

書こう

 やがて来るそれぞれの交差点を

 迷いの中、立ち止まるけど それでも人はまた歩き出す(GLAY:BELOVED)


 「俺は迷子だ」と言ったのは三月の最後だったか。あれから二ヶ月がたとうとしている。迷子が立ち止まって、そして何かが見つかったかといえば、別に何も見つからない。

 人間はさ、ものを考えてる間は前進できないんだよ。だからといって考える期間が無駄というわけではないのだけど、人間は"決めて""動いて"、やっと何かを得る(失う)ものなのだと思う。クチがいくら達者でも、議論が沸騰してる間は政治って動かないでしょ。だから議会制民主政治というのは行動が緩慢なのだ。


 俺なんざどう迷子になろうが誰が助けてくれるわけでもない。てか、大人にもなって自分が迷子になってるときに誰かが手を差し伸べてくれるだろうと期待するのが間違ってる。

 歩くしかない。いや、物書きが歩くというのはつまり、描くしかない。例え迷子のままでも……とまぁ、そういう結論に達した二ヶ月目。

 とにかく書く。作品に限らず、もっともっと書くことを増やす。とにかく文字に触れていよう。そして何かの閃きが生まれるかもしれない。

 それを野放図にアップしていく可能性もあるので、お気に入りユーザーとかでうっとうしく感じる人がいれば遠慮なく切ってほしい。


 とにかく書く。

 こういう根性論って、間違えているのだろうか。

 昔日本軍は根性論に傾倒して進歩を怠ったことがいけなかったと聞いたことがある。俺にしても、もっと研究に研究を重ねて、人の耳障りのいい言葉を計算の元、文字を"使用"していくべきなのかもしれない。

 だけどまぁ……俺、日本の根性論、好きダカラネ。

 馬鹿は馬鹿なまま、沈むなら沈もうじゃないか。


 そして全然ダメだった時、俺がすべてを諦めた時、全作品をどこかにアップして、諦めようと思ってる。そうする場所をどこにするかを考えてもいる。

 web小説投稿サイトデビューの地、『小説家になろう』にするか。もっと別のどこかにするか。……どこにしたってデビューもできなかった奴の作品などアップしてもしなくても一緒だろうが、せめて夢を弔う場所は、自分が「ここなら」と思える場所にしたい。


 正直、自分としてはこれほどに自分が通用しないものだとは思っていなかった。その思い上がりを胸に、俺の葛藤は後半戦へと突入する。

 "後半"だから、次はない。いつまでを後半というかと言えば、それは俺がギブアップするまでなので、いつともいえないのだが、次立ち止まる時は終わりを覚悟してもいいだろう。

 迷子のまま歩き出すだけに、道なんてどこにも見えやしない。

 だけど、映画『バックトゥザフューチャー』で、最後未来から帰ってきたエメット=ブラウン博士のセリフがすばらしい。


「道? これから行く場所に道などいらんよ」


 これから行く場所に、道なんざいらんわ。

 空を飛んででも、未来に向けて、走ってやろうと思う。


 こんな覚悟、わざわざ文字にして書き出し、アップする必要もないのだけれど、"書く"……今、迷子から抜け出すためには、それしか思いつかない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。