私、橘楓。 vol.077. 相磯も陽子も楓も…「!!!!」
「わ~綺麗な曲~!いいなぁ~!」
相磯が弾いているピアノ曲にほんわかとさせて陽子。
「ふふ…でしょ、先生も好きなの、この曲。」
そう言いながら陽子を見て、そして楓と朱実を見る相磯。
「ショパンの…ノクターン…。」
そう言う楓に、
「ふふ…さすがは楓ちゃん、分かった…???」
そんな相磯にニッコリの楓。
「聴いたときはあるんだけど…、なかなか作曲家までは…ははは…。」
舌を出す朱実。
そして弾いている手を止めて、相磯。
「…で…、どうだった結婚式???」
その言葉にしっかりとお辞儀をして楓、
「ありがとうございました。優美子先生のお蔭で素敵な思い出…、出来ました。」
「そう~良かったじゃな~い。うん。」
「お母さんなんて、びっくりしてた。どうしたの…その化粧って…。」
「ふふ…、ちょっとした…お手伝いね、うん。」
「ねねね、先生~優美子先生~???」
何やらニコニコ顔の朱実。
「…ん…???どしたの朱実ちゃん???」
「こんな事…訊くの…、恥ずかしいんだけど…。」
「ふ~ん…何…???」
「先生……、あの~~好きな人…って…???」
その瞬間、相磯も陽子も楓も…、
「!!!!」
そして陽子も楓も一緒に、
「あーけーみー!!!」
思い掛けない朱実の質問に、一瞬ドキンとした顔をした相磯も…、
すぐに穏やかになって…、
「先生の…好きな…人…か。…ん~~。」
「もしか…して…。」
「何々…、もしかしてって、誰々…誰よ朱実~~???」
知りたい、知りたい、と言うような目をして陽子と楓。
そんな陽子と楓の真似をして相磯…、
「えっ、誰々…朱実ちゃん???先生も知りたい。」
「えっえっ、え~~!!!陽子も…楓も…気付いてなかったの…???」
「って…、誰よそれ…???」
顔を見合わせての楓と陽子。
朱実、
「ふ~ん。そっか。」




