私、橘楓。 vol.075. 「ほ~んと、嬉しい。」
「お母さん、来たよ。」
「あ~楓、着いたわね。どう…試合…???…は、良いけど…、あんた…???」
「…ん…???何…???」
「孫にも衣裳って、言うけど…、はは…、中々良いわね、その洋服…。」
「へへ~!でっしょう。…って、自分の娘にそういう事…言うか…???」
「いやいや…。でも…、それに…あんた…。何処で教わったのその化粧~???」
「ははは…、まぁね~!って、実は、これ…試合観に来た優美子先生にやってもらった。試合は~~しっかりと、勝った~~じゃじゃ~ん。」
「へぇ~相磯先生に…そう~!良かったじゃない、シードって聞いてたから、ヤバいかな~って、思ったけど…。」
「1点差、1点差。」
「おやおや…。でも、勝は勝ち。」
そして披露宴の時間となり、司会者の女性の声…。
「…新郎新婦の入場です。」
「うわぁ~~美希姉ぇ~綺麗~~!!!」
そして夏休み後の教室。
「すご~綺麗~!これ…楓~???」
楓のスマホの画像を覗き込む陽子。
「めちゃくちゃ綺麗だった楓。優美子先生に化粧までしてもらって。ねぇ~!!!」
そんな朱実に楓。
「へっへっへ~!まぁね~!」
「…で…、この…オールインワン…。…もしかして…大ちゃん…???」
楓の洋服の写真を見ながら陽子。
眉毛を上下に動かしただけの楓。
「やるわね~大。」
顔を少し後ろにずらして大輔の背中を見て陽子。
そう言う陽子に、
「って~、あんたも…大かい。」
「かかか…ごめんごめん。でも綺麗~私も…こういうの…欲しいなぁ~!」
楓と朱実、顔合わせて…ニッコリ。
「おめでとう、陣内先生。まずは…初戦突破ですね。」
陣内の報告に、ニコニコ顔の奥山眞理子校長。
「ありがとうございます校長。男女ともに緒戦からで出しが良いとは…。」
陣内のその言葉に奥山、
「ほ~んと、嬉しい。」




