私、橘楓。 vol.071. 「汗びっしょりだよ、先生~。」
「丁度…良いトコ…観れました。ふふ…。こう見えても…私の…教え子でも…あるんですから…彼女たち。そうでしょ、陣内先生???」
と、相磯。
「はぁ…。いや…先生、来たんなら声…掛けて下さいよ~!」
少し照れながらの陣内。
「わぁ~優美子先生~来てたんだ~綺麗~!…ふふ…、陣内…照れてるよ。」
最後のところは小さな声での部員たち。
「皆~頑張った、頑張った、おめでとう~!」
コートの中で抱き合っているメンバーも、その声に手を振り、
「せんせ~い!」
そう言いながら、いきなり相磯に群がる部員たち。
「綺麗~優美子先生~!」
「どうしたんですか優美子先生~!これからデート…???」
「綺麗だ~う~ん!…陣内先生!!!!」
「えっ、何だよおい、何が言いたいんだよ、おい。」
少し照れながらも陣内。
「よ~し、みんな~お疲れ、良くやった。」
「照~れちゃって~!早くしないと、誰かに取られちゃうよ、優美子先生~!」
と、部員たち。
「な~に言ってんだよ、ばか、お前等…、相磯先生に失礼だろ。」
汗びっしょりの陣内。
「キャハハハハ、赤くなった~汗びっしょりだよ、先生~!」
「あのな~!すいません…相磯先生…、こいつら…、言いたい放題…。」
そんな陣内の言葉に「クスッ」と、笑って相磯、
「楓ちゃん、凄~い、最後のあれ…。」
今になって、いきなりびっしょりと汗を掻いている楓…。
「みてみてみて先生…、まだ手…震えてる。うそみたいだよ、あんなの入るなんて…。」
そういう楓の両手を握って相磯…。
「うそ…ほんと…凄い、この震え…。へぇ~!」
と、楓の髪を撫でる相磯。
「あ~優美子先生、楓…これから結婚式…。」
と、朱実。
相磯、
「へっ…???」




