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私、橘楓。  作者: THMISmama
68/208

私、橘楓。  vol.067.  「じゃ~これっ!」

そんな楓の声に…、

「え~~???」

と、大輔。


そんな楓と大輔の、若いカップルを見ていた店員も、思わず「クスッ」と。

楓から持たされたレディースのアイテムを、

シワにならないように首元から優しく抱えながら大輔、

そんな微笑んでくれた店員を見て、思わず変顔、そして赤くなる大輔。

そんな大輔にニッコリと応える店員。



「大~~こっち、こっち~!」

と、試着室の前に大輔を連れていく楓。


「あっ…、そういう事か…。」

「…ん…、どしたの…大…???」


「えっ…、あっ…、いやいや…、別に~うん。」

「じゃ…、ちょっと…待ってて。」

と、大輔が抱えている数枚のアイテムのハンガーを持って、

試着室に入る楓。



「いらっしゃいませ、綺麗な方ですね~!」

と、店員。


いきなり声を掛けられて、

「あっ、いや…、はは…。まぁ…。どうも…。」


何をどう言っていいのか…、目のやり場も、声を出す事も…。


「ごゆっくりと…どうぞ…。」



そうこうしている間に、いきなり試着室のカーテンが開き、

「どっ…???」


試着した楓のその服装に、

「あっ…いや、き…れい…。」

「ふん~。じゃ…。」


と、またカーテンを閉じ、またカーテンが開き、

「これは…???」

「あっ…、それって、さっきより…子供っぽい…かな…。」


「ふ~ん、そっか~!」

と、またカーテンが閉じ、そして…、

「じゃ、これ…???」


「あっ、これ…良いかも…。」

「おっけ~!んじゃ…。」


今まで何を、何処を見れば良いのか分からなかった大輔。

楓の2枚、3枚と着替える度に、自然に脚は構えられ、

左腕は肘を曲げて右ウエストベルト、そして右手は握り、顎の下に…。


「じゃ~これっ!」




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