私、橘楓。 vol.064. 大輔の後ろから…。
「ねぇ、母さん…、私も何か…手伝おうっか!!!」
と、政美。
「あんた…勉強は…???いいの…???」
「少しは…息抜きしないと…。」
「まさか…ここで、メール…来る…か…。楓…。今度の…日曜日…か。」
つまりは、楓からのデートのお誘いメールである。
「オッケー、何時にする…???」
と、文字打ち。
「おっとっとっと~来た来た。」
と、楓。
「姉ちゃん、なに、さっきから、ニタニタしてんだよ、気持ち悪い~!」
ゲームをしながら憲明。
「いいの、いいの、姉ちゃん、友達とメールしてんだから…。」
と、テーブルの上のクッキーを食べながら楓。
「10時で良い…???買い物手伝って…。」
「買い物…???」
と、楓からのメールを見て大輔。
その日曜日の朝10時、待ち合わせ場所。
既に大輔はその場所に着いていた。そしてその大輔の後ろから、
「おっはよう~大~!」
そう言って、しゃがみ込む楓。
「えっ!!!こら…楓~!」
「はは…、おはよ。待った~???」
「い…いや…、俺も今来たばっかり。」
「そ、良かった。ありがと。」
「……。」
楓のそのスタイルを目だけで上に、下に…。
「大~~、何、見てるの…???」
そんな楓の言葉に…。
「…あ、えっ…、いや…。」
楓のファッションは淡いブルーの小さな水玉のノースリーブのワンピース。
胸元はビンタックになっていて、ウエストまで前開き、
ピンタックの両側には白いレースのフリルになっている。
そしてスカートはフレア。ウエストは共布のリボン、後ろで結ばれている。
「そっ。…じゃ…行こ。」
「…あ、あ~。うん。」
何故かしら大輔の鼓動がドキン。
そして、歩き始めたかと思ったら、今度は白い麦わら帽子を被る楓。
大輔の顔をチラリと…。
「どお…???」




