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私、橘楓。  作者: THMISmama
42/208

私、橘楓。  vol.041.  「良いよ、大ちゃんで…。」

自分の言葉に、自分で驚いて楓。ほんのりと赤くなって、

「あっ、いや…、あの…私…。何…???」

「ははは…良いよ、大ちゃんで…。」

と、大輔。


そんな楓と大輔を見て陽子、「くすっ」と笑って、

「か~え~で~っ!」


そして智志も大輔の肩を叩いて、

「はは…、大ちゃんか。ん~!いいじゃん、いいじゃん。」


少し離れて朱実と慎二、朱実が、

「そうじゃない~こうでしょ。」

と。


「こ…、こう…???」

「…ん~まっ、いっか。」




「橘樹くん…、私…。ごめん。」

と、楓…、踊りながら…。

「いいよ、いいよ、OKだ、楓。」

「あっ。……うん。」



そして、楓が前を振り向いた途端に、

体を後ろにずらした智志の肩に頭がごっつん。

「あ~ごめん、楓~!」

と、智志。


その拍子に楓が、よろめいて後ろに倒れかけようとしたところに、

「おぅ~っと。」

と、楓の両肩を抱いた感じになった大輔。


「ははは…また倒れるかと思ったよ。」

と、大輔。


「…ごめ~ん。」




「よっ、上手いぞ若いの。」

と、いきなり近くから声。


その声の方向にそれぞれが顔を向ければ、

6人の踊りを見ていた西谷、

ニコニコしながら6人に声援を掛けていたのだった。


「わぁ~西谷さ~ん。」

と、面々。




盆踊りが終わった後は、ステージに飾られた様々な賞品を掛けた、

参加者全員による「じゃんけん大会」


そこでは残念ながら男子は完敗。

女子は、何とか陽子だけが地元のゆるキャラの可愛いぬいぐるみをゲット。


「きゃ~かっわいい~!ほらほらこれ…。いいでしょ~!」

と、5人の中にステージから戻ってきて、

自然に智志の隣に、そして智志に、

「ほら!」

と、にこにこして。


「ん~良いね、陽子みたい。」




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