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私、橘楓。  作者: THMISmama
37/208

私、橘楓。  vol.036.  「着いた――ッ!」

別の窓からバレー部のコートを見てみると、

「えっ!!!何今の…!!!すげぇ――ッ!」

と、いきなり朱実。

「智志って、あんなスパイク…打てたんだ。うっそ~!」


「やるもんだ…ねぇ…智志も…。」

と、楓。


そんな朱実と楓の言葉より小さな声で、陽子…、

「あっ、すご~すご~すご~!」

「ん…???陽子…???」

と、楓。


そんな楓の声も聞こえず、両手を合わせている陽子…。

そんな陽子を見て、

「ふっ…、陽子…あんた…。」

と、目でものを言う楓。




そして8月2日午後2時前。

「着いた―――――ッ!」

と、楓。


「いや~来たね~うん。」

陽子。


「はっは~!さっすが~自然~!」

朱実。


「うん…いいね~群馬~!」

と、大輔。


「ははは…いいじゃん、いいじゃん。なぁ~智志~!」

と、慎二。


「うん。空気…うめぇなぁ~やっぱ。」


6人が到着したその場所は、群馬県利根郡みながみ町。上尾高原と言う駅である。

そこから西に車で凡そ15分程度の場所に猿ケ谷と言う温泉地がある。

その温泉地の中に位置する仙田屋旅館が、

これから6人が訪れる旅館である。


「えっと~、迎え…来ているはず…っと…。あ~あったあった、車~!うん、仙田屋旅館ってね~!」

と、陽子。

「あは、西谷さ~ん。」


「お久し振りです、陽子ちゃ~ん。みなさんも…ようこそ、東京から…。」


陽子、

「旅館の番頭さん、西谷さんよ。」


一同、

「お世話になりま~す。」




「見えてきた、見えてきた赤ヶ谷湖。うんうん。」

と、陽子、楓、そして朱実。


「ここで花火大会と盆踊りもあるんだよね。」

と、朱実。


「今年は何やら…盛大との事ですよ。」

にこにこ顔の西谷。


「女将さん、朝からニコニコで…。」





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