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私、橘楓。  作者: THMISmama
33/208

私、橘楓。  vol.032.  「実は…。」と、陽子。

翌日のお昼休みに、

「ねぇ~慎二~。」

と、弁当を食べ終わった慎二を見て陽子。慎二を手招きして。


慎二、

「あ~。」


その慎二の声に、こちらも反応して、朱実と楓。

そして朱実の方に顔を向ける智志。

そんな智志にも口パクをして手招きする陽子。

そんな口パクに、自分自身に指差して、席を立つ智志。


「どしたの…???」

と、陽子の傍まで近づいて慎二。そして、

「なに、なになになに。どしたの???」

と、言いながら朱実の机に両手を付く智志。


「あっ、じ…じゃあ…俺…、ちょっと…邪魔…だね。」

と、椅子から立ち上がろうとした瞬間、

「あっおっ~、橘樹君も…そのまま、そのまま~!」

大輔の後ろから口の端に右手を当てて、静かに声を掛ける朱実。


「えっ…俺も…???」

と、全く予期しない事に、

「何か…???」

3人の方に体を半分向ける大輔。


「実は…。」

と、陽子。


「ちょいとあんたたちに…、頼みごと…あんだよね。」

「へっ…何だよ一体???」

と、慎二。


「…と、言うより…、お願~い!」

と、いきなり両手を合わせて…。


「おいおい、そこまでするか…陽子~!」

と、朱実。


「だって~。」

陽子…、申し訳なさそうに…。


「実はね…。」

と、その間に入って楓。

「3人共…8月の2、3、4の三日間…、予定…空いてる…???」


「はっ…???」

と、慎二。


「俺は…まだ…全然…予定立ててないけど…。」

と、智志。


「ふん、俺も…今のところは…。」

大輔。


「ちょっと待てよ、俺は…って、えっと~???」

と、慎二。

「はい、これで決まり、3人共、何も予定なしね。」

と、朱実。


「って~おい、俺…!」





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