私、橘楓。 vol.022. 桃李のバスケ部5人相手。
その瞬間。
「えっ…何ッ!!!」
「うっそ…。」
「こ…これって…!!!」
「そ…んな…!!!」
「は~っや!!!」
隣のコートで見ていた女子のバスケ部。
「か…、か…楓…、アレ…???」
と、朱実。
男子のバスケ部を見て…そして指差して…。
楓…、
「ん…、えっ…???あっ…。あ~~~。」
朱実も、持っていたボールを思わず床に落として…。
「あ~~~。」
桃李のバスケ部5人相手に、一切ボールを奪われる事なく、
大輔1人だけで、何と数秒でシュート。
2回目のデモンストレーションでは、主将の沖田にフェイク、
そしてその後の中井の攻撃をあっさりかわして、
素早く速攻のダンクシュート。
「先…生、これでも彼…、陵北のスタメンじゃ…ないんですか…???」
と、マネージャーの絢埼真唯子。
「ん…???ん~。まぁな。はは…、いい物…見させてもらったな…。」
と、陣内。
「そうですね、はい。」
そして3回目にはシュートをやって見せるとフェイクを仕掛けた後に、
素早いドリブルを見せての外回りからのスリーポイント。
その時点で陣内のホイッスル。
「よ~し、OKだ。」
手を叩きながらの陣内。腕組みをしながら、鼻の下に指を付けて、
「沖田~~!」
「は~い。ありがとうございました~!しっかり見させてもらいました~陵北のバスケ~!」
「えっ…、陵北のバスケって…???」
と、1年のバスケ部員。
「キャプテン…、知ってるの…彼の事…???」
大輔の肩に手をやって、
「ありがとう、ようこそ桃李バスケ部へ。歓迎するよ。」
と、バスケ部主将の沖田公則。
「さすがだな陵北仕込みは!」




