私、橘楓。 vol.020. 陣内Perfume。
「ここで…、ダメ…なんて…言えないですよね、僕…。」
と、大輔。
「先生…、お願い出来ますか…僕…バスケ部…???」
「そりゃ~良いんだけど…、君がバスケ部に入ってくれたら、すぐにでも戦力に…。でも…、本当に良いのか…、この子たちに丸々、乗せられた感じみたいで…???」
大輔の隣でにこにこと笑う朱実。その朱実を見て、
「叶野~!」
その声に、一瞬…、
「は~い。」
と、小さな声を出す朱実。
そして相磯、
「さっすがは、陣内クラスの名トリオね。やってくれる。うん。橘樹君、この3人は最高よ、陣内クラスの…ある意味では、陣内Perfumeね。」
「相磯先生~乗せないで下さいよ、いい気になるだけですから~。」
と、陣内。
「いいじゃないですか~陣内先生~私も大好きなんですから、この3人。ねぇ~朱実ちゃんに楓ちゃんに、そして陽子ちゃん。」
「はは…、やっぱ、話分かる~優美子先生~。」
と、朱実。
「陣内Perfume…か…。」
と、大輔。朱実と楓、そして陽子を見ながら…。
「分かった分かった、OKだ、橘樹君。君がそれで良いんなら、歓迎しよう、バスケ部に…。」
「あ…、はい。ありがとうございます。」
廊下を歩きながら、
「な~るほどね~陣内Perfume…。他の子たちとは…、何だか…ちょっと違う感じ…。」
と、3人をそれぞれ見ながら大輔。
「全~然、そんな事ないからね、私たち。」
と、陽子。
「えっ…???」
「でも、私は…楓に、朱実がいないと、ダメな方だけど…。」
「それ言ったら、私もじゃん。」
と、楓。
「まっ、ねぇ~、小っちゃい頃から、気持ち…一緒だったから…私たち。」
と、朱実。




