私、橘楓。 vol.019. 「先生…いいでしょ。」
廊下にいた生徒も…、
「なんだ、なんだ…こいつら…???」
「えっ…、なに…どうしたの…???」
と…。
「はっ…???なんで…職員室…???」
と、朱実に連れられての楓。
そう言った途端に、
「はい、こっち~!」
と、朱実。
またしても大輔と楓を連れて、そしてその後ろにくっついてきた陽子。
その生徒たちをコチラも…、
「何だ、どうした、この生徒たち…???」
と、眺めながらの教師連。
4人が辿り着いた其処は…、陣内洋祐。
そこまで一緒だった楓が…、
「あっちゃ~!そういうことかい。」
実は桃李中学高等学校の、バスケ部監督兼顧問。
「陣内ッ!…いや…先生。」
と、朱実。
「何だ???どうしたんだお前等。それに橘樹君も???転校早々。」
「はい、先生、橘樹君。バスケ部に入ります。」
と、朱実。
その瞬間、一同…、
「えっ!!!!」
「はっ???」
「ん…???」
「なんで…???」
「はい…???」
「うっそ…!!!」
そして陽子…、
「やれやれ…やっぱり…。」
そして、その光景を陣内の隣の席で見ていた相磯優美子が、
「くすっ。」
「お~い、おいおい、いきなり何かと言えば…。叶野~おま…。え~~!!!」
と、陣内。
「ねね、先生…いいでしょ、橘樹君、バスケ部…。」
と、朱実。
「やれやれ…。あのな~叶野~おま…。はぁ…。」
「ふふ…可愛い…。」
と、隣で相磯。
「相磯先生…、笑って…。って…。」
「ねっ、先生、橘樹君…バスケ部…???」
「叶野~おま…。」
と、言いながら朱実の脇に立っている大輔を見て…。
「第一、橘樹君、君は…???」
「俺…、いや…僕…は…。」
と、右手で頭を掻きながら…、
「参ったな、こりゃ。」




