私、橘楓。 vol.100. 「保護者として…。」
「うん、お願い。しかも…これは…先生に…どうしても、叶えて欲しいお願い。…なんですけど…。」
身体で深刻な感じをゼスチャーして話す楓…。
「え~~…どうしても…って…言われると…、教え子のためには…、はは…。…で…???その…???」
少し神妙になる相磯。
楓…、
「申し訳ないですけど…、今度の年末年始…、私たちに付き合って欲しいんです。」
「えっ…???付き合うって…、どう…いう…???」
朱実が、
「今度の年末年始に、私たち…、とは言っても、この3人だけじゃなくって、男子も含めて…。」
「ふん…。」
「…で、男子、女子6人でスキーに行くんです。」
「へぇ~良いわねスキー。」
「でしょ、でしょ。」
いきなり陽子。
「…で、そのスキーに、お願い!!!優美子先生、保護者として一緒に行って下さい。」
相磯に頭を下げながらの楓、
それに朱実も陽子も続く。
「えっ!!!!私が…???」
「はい、勝手なお願いなんですけど…、絶対、お願いします。」
頭を下げて戻さない3人。
「…で、…でも、いきなり…急に…。スキーって…言われても…。保護者…って…。」
「迷惑だとも思います。無理なお願いとも思ったんですけど…、親が一緒より…良いかな…って…。」
「困ったわね~、いきなり…。私も…年末年始は…実家に…。」
「すみません。…けど…。」
「でも…休み中に、生徒に…何か…。ちょっと…時間…くれる…か…。あっ…、いや…、いいわ、分かった。」
「へっ…、じゃ…???」
「オッケーよ、保護者…してあげる。」
その相磯の言葉に、3人揃って、
「いっ、やった~~~!!!!」
大はしゃぎする3人。
「ふふ…、その喜びようだと、あなたたち…、もしかして…。」




