Cafe LuCkyで休息を
「おはよう。昨日は、よく眠れた?」
七時になって、廊下で、マグスに会ったラーノットが尋ねる。
「はい、よく、眠れました!」
そう言うマグスは、ラーノットと同じように、もう正装の制服に着替えていた。
ガチャと音がして、扉が開いた。アルヴァだ。
「やあ」
アルヴァは、軽装だった。
「貴方は、正装じゃないのね」とラーノット。
「これから、朝ごはんだから」アルヴァは、目をまたたかせて、欠伸をした。「昨日夜遅かったんだ」
「勉強してたの?」
「眠れなくて」
アルヴァは、頭を振った。
「もう少し寝ててもいいのに」
「いや、着替えちゃったし、朝食食べたら目が覚める」
アルヴァが目をガッと開けた。
「じゃあ、昼間は寝た方がいいよ」
ラーノットは、アドバイスする。
「そうだな。夜は、起きているよ」
「ここは、地球よ。起きている必要はないわ」
アルヴァの言葉にラーノットがコメントする。
「朝食が出来ました」
ルベルが階段を上がってきて、言った。
「待ってました」
マグスがルベルの後をついて行った。
ラーノットもアルヴァの前で、階段を降りる。
下りた先には、テーブルがあって、ロールパン、紅茶、ベーコンエッグ、トマトカップが置いてあった。
「おはようございます」
「待ってました」
「朝早いもので」
アルクスとマギーア、フォルトナが待っていた。
「サピエンスとアルドル、エクエスはまだね」
「お待たせしました」
ラーノットの視線の先には階段を下りてくるサピエンスとアルドル、エクエスが見えた。
「神に誓いを」
皆が席に着くとラーノットが言った。
同じ言葉を行って、食べ始める皆。
「ルベル、美味しいわ」
ラーノットがトマトカップを食べ始める。
「ありがとうございます」
ルベルは、一番奥の方で言った。
朝ごはんが終わると、ラーノットは、後片付けを手伝った。
テーブルに戻ると、アルヴァ達が話し込んでいた。ラーノットに気づくアルヴァ。
「今、話していたんだ」アルヴァが説明した。「神の住む地は、光のさす地だと言っていた。東の方向で、明るい場所を目指せばいいんじゃないか、と」
「いいわね。舵は私がとります」
ラーノットが決然と言った。
「しばらく無人島に暮らしていたから、疲れたでしょう。あと、一日居てください」
突然ルベルが現れて驚く一行。
「そう言っていただけるなら、はい」
アルヴァが頭を下げた。
「蓮華達は、元気ですか?」
ラーノットは、青い目で見た。
「はい、皆仕事で忙しいみたいで、蓮華しか来ていませんが。蓮華は、在宅ワークなので」
とルベル。
「何の仕事に就いているんですか?」
とマグスが明るく尋ねる。
「翻訳家です。児童書を翻訳しているんです」
答えるルベル。
「ふぁ。眠気覚ましにシャワー室に入りたいんですが、シャワー室は、何処ですか?」とアルヴァ。
「此方です」
アルヴァを案内するルベル。
私も次に入ろうと心の中で呟いて、部屋に向かうラーノットなのであった。




