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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
97/98

欠片96.『潜入ー7日目』

欠片(ピース)96.『潜入ー7日目』です!



※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間、過去回想など

ー2本=漫画で例えた時の流れ


極子水星要塞(ミニマルフォートレス)  大扉の前】


正午前にフロデューテとアストラは、素材が運ばれてくるのを待機していた。



『クロードさんはもう行ったんだよね?』


「ああ、昨夜(さくや)三名ほどだが、信徒(シント)の下っ端を(とら)えて来たからな。」



『転移後の状態次第では、今後アタシたちにも使用できるものね!』


「そうだな」

「まぁ、そうならなければ一番いいが」



"ゴロゴロッ……ガタンッ"!!"ガラガラッ"。



「来たか」


要塞の地上を走る大量の白い馬車が、荷台いっぱいに破片(クズ)を持って来ていた。



"ピュィーーーーーー"!!!


と、笛の音が聞こえると大扉が、徐々に下に開き出した。



「なら、行ってくる」

「例の件はこの後の状況によっては頼むぞ。」


『ええ!その時は任せてちょうだい!』


と、アストラは流れ落ちる破片(クズ)と共に穴の底へ落ちていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて、一旦止まるか。」


カチャッ。



「『°軌道(オルビット)。』」


龍屑(リュウセツ)(ポア)』を構えながら、右手の二本指で壁の側面を指差した。


"ヒュウゥゥゥゥ〜〜……バッ!!シュッ!!



"グサッ"!!ガガッ!


と、90度進行方向を変え、壁に『孔』を突き刺しぶら下がった。



「だいたいこの辺りが第一層だと思ったが……」



「……アレは…。もう少し下だったか。」


辺りを見渡すアストラは、螺旋階段が地下に向かって降りるように、側面についてあるのを発見した。



「あそこが階段の最上部か。その先に扉があるようだな。」



(おそらく、他の階層まで階段が繋がってる可能性がある。)


(だが、あの様子だと五層目までありそうな感じもしそうだが……)



「確かめてみるか。」



アストラは突き刺していた『(ポア)』を抜いた後、壁を蹴って扉の前まで移動した。

そして、耳元を人差し指で触り始めた。



"ジジ"……


{聞こえるか、フロデューテ}



ジ……ジジッ……



{{…バッチリ聞こえてるわ!}}

{{今どこにいるの?}}



{おそらく[繁華街エリア]のプラントへ繋がる扉の前にいる}



{{えっ!本当にあったの!?}}



{ああ、壁の側面に階段が下まで続いてるみたいだ}

{このままワタシは潜入しようと思う。}


{だが、もし誰かに見つかった場合……作戦自体に支障がでるやもしれん。}



{なるべく早めにそっちの件は頼むぞ。なんなら、サーチも無理やり連れていって構わん。}

{可能なら聖女にも同行してもらえ、その方が説得力は増すだろう。}



…ジジ……。



{念話はどのくらい持つ?}



{{そうね……込められてる魔力自体を分散させちゃってるからね…}}

{{それでも改良はしてるから、五日は持つはずよ。}}



(今後も使えることを考えると…)



{なら、なるべく温存はしよう。何かあれば伝える。}

{連絡が一日以上ない場合は、イレギュラーが起きたと判断していい。その場合でも、オマエたちはやるべきことをやれ。いいな?}



{{ええ。分かったわ。みんなにもそう伝えるね。}}



{よし。ならもう切るぞ。あとは頼んだ。}



{{ええ。気をつけてね。}}



…ジジ……プツンッーーー。



『急がなくちゃね!とりあえずサーチを探そう!』


と、フロデューテは地上から繁華街エリアへと向かった。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



[今回の一言♩]

まとめが挟む時は早く書けるけど、アイデアが浮かばなくてちょっとペースダウン中です…すみません。


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