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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章─極子水星要塞〜演劇の始まり〜─
96/324

欠片105.『対戦カード』

欠片《ピース》105.『対戦カード』です!



※本作の「」と間にある───の種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

〔〕のセリフ=行動に合わせて、過去のセリフを照らし合わせている場面で使用

【】=漫画で例えると『四角い囲みのナレーション語り』や『用語説明』

・・=強調

" "=強調、効果音など

─1本=漫画で例えると『場面転換』や『幕間』

➖─➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

─2本=漫画で例えると『時の流れ』





【PM 7:18〜 『クレマト』の一室】

【サーチとトボが対面して数刻後 アストラサイド】



アストラは避難誘導をする為に、第二層『クレマト』の一室の扉を開いていた。


ススゥ──。



「……。」


(アレは……)



「──!!」

(なぜ、ヤツがココに…)


アストラが扉の先を見ると、部屋の奥の床が血塗《ちまみ》れになっているのに気が付いた。

そして、人肉を貪った後があり。肉の破片がこびりついた骨を放り出す純獣人の姿があった。



──カランッ。……カンカン…カラン。



「〜〜ンンッハハァァ〜!!待ちくたびれたぜぇ…ッたくよぅ……」


「おい、女」



「メリウス様の手土産に、テメェのクビを貰ってくぞ!!ガルルッ!!!」


【メリウス・マーキュリの配下 新教徒《ニュウリリジアス》 幹部】

 [プロド(32)]

 [種族:純獣人《ピュアニ》(モデル:オオカミ)]



─────────────────────────




【PM 7:32〜 『ストレージ』の一室】

【フロデューテサイド】



アストラがプロドと対面した数刻後。

第三層『ストレージ』にて、フロデューテも同じく避難誘導を行う為に、扉を開けて行っていた。


──ガララッ!!



『──!!』


『誰かいる……?』

《アレは──!!どうしてココに!?》



扉を開けた先には、水色の肌に灰色の髪の毛をしたダークエルフの女性が立っていた。



『アラ〜可愛いらしいお嬢ちゃんじゃなぁ〜い。』

『痛めつけちゃうのが……可哀想になっちゃうわね。』


【メリウス・マーキュリの配下 新教徒《ニュウリリジアス》 幹部】

 [クルダ(19)]

 [種族:ダークエルフ]



『……残念だけど。アタシは可愛らしくはないわよ。』

《聖女様の予言で聞いてはいたけれど……。まさか、こんなところで会うとはね。こうなったら、仕方ないわね。》



──ガチャリ。


フロデューテは『断鬼凛《タチキリ》』を構えていた。



─────────────────────────



【PM 7:47〜 『プロセス』の一室】

【ホリー・クロードサイド】



フロデューテがクルダと対面した数刻後。ホリーとクロードも階段を降り、第四層『プロセス』へと辿り着いていた。

そして、すでに何ヶ所かの扉を開け、避難誘導を開始していた。



「まだまだありますわね!」

「急いでお伝えしなければ!」


「ええ。」


──ガララッ!!



「「──!!」」



「あの方は……!」


「ホリー様、私の後ろに。」

(アレは……アストラさんがおっしゃっていた。)



ホリーとクロードが扉を開け室内に入ると、部屋の奥の段差がある場所に座るチリチリ頭の男性が2人を見ていた。



「あぁ〜〜?」

「ガキだけって聞いてたんだけどなぁ〜……。」


「誰だオマエ?」


【メリウス・マーキュリの配下 新教徒《ニュウリリジアス》 幹部】

 [ダアト(45)]

 [種族:ヒト]



──ピクッ!


ダアトの言葉にクロードは、こめかみにシワが寄ると。片方だけのメガネのレンズを指で押し上げた。



カチャリ。


「……ガキだと?」



「……テメェ。……誰に向かってガキ扱いしてんだ?」



そして、クロードは鋭い目つきで見下しながらダアトを睨みながら呟いた。



「殺すぞ。」



─────────────────────────



【PM 7:12〜 徘徊の森 サーチサイド】



「ほんとに変態なの?」



『──ナッ……!!ナニヲ言ッテイル!?』


              ・・・・

《ド、ドウシテ俺ガ…ム…ム、ムッツリダト気付イタンダ……!?》

《コ…ココ……コノガキ。》


《マサカ……。敵ノ思考ヲヨ……読メルノカ…?》



後ろを向き。顔中汗だらけで、両手で頬を押さえながら慌てふためくトボに、サーチは不思議そうに見つめていた。



「……ん?」

(なんかすっげ〜動揺してるなぁ。)

(なんかマズイことでも言《ゆ》っちゃったか?)


(でも……。コイツ、師匠が話してた蟻蛾《ギギ》ってヤツだよな。)


(見た目も「トンボ」だし…。つまり……)



「オマエ、幼い頃は「ヤゴ」ってヤツだったんだろ?」

「変態して今の姿になったんだよな?」


「変化する時とかどんな気持ちなんだ!?」



『──!!!!!』



『……ナ……ナ…』


「な?」



『ナンダ…!バレテル訳デハ……無カッター!!!ギチチチ!!』



「へっ?」



サーチに背を向けたまま、両手を上げ喜ぶトボは、『フッ』と手を下げると。ゆっくりと呟きながら振り返った。



『……「ヤゴ」カラ「トンボ」ニ変ワル時…カ?』

『……ギチ…ギチチ。…アノ瞬間ハ……』



『──気持チイイゾ……///』



その顔は、不気味に笑っていた。



(うげぇ〜……。ただのド変態野郎じゃねぇか!!)

(聞いたのはオレの方だったけど……。予想に反して気持ちワリィ!!)



「何いってんだオマエ!」

「てか!オレはこんなとこで、時間を食ってる場合じゃねぇんだよ!!」



「そこをどけ!!この変態トンボ野郎!!!」



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想やブックマーク、Xのフォローなどしていただけると、今後の励みにもなりますので、応援よろしくお願いいたします!


[今回の一言♩]

新作の構想も星屑の構想も、面白すぎて執筆が進む!!



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