欠片75.『潜入ー2日目』
欠片75.『潜入ー2日目』です!
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
" "=強調
ー1本=幕間、過去
ー2本=時の流れ
【クロード・フロデューテサイド】
コツ……コツ…と黒い革靴の音を鳴らしながら、全面白いタイルを歩くクロードは『魔屑道具屋』に訪れると、そこに素材や器具を触るフロデューテの姿を見つけた。
「おはようございます。フロデューテさん。」
『あら!クロードさんじゃない!おはよう!』
『戻ってきたのね!』
「ええ、先ほど。」
「さっきサーチくんのところへ行き、アストラさんからの伝言をお伝えしたところです。」
『そうだったのね!アストラはなにか言ってた?』
「はい。貴方にも伝えてほしいと。」
「初日ではお目当てのモノは見つからなかったらしいです。」
『そう。まあ、なかなか見つかるとは思ってないわ。』
『それより、クロードさんにお願いがあるの!』
「…?」
「それは、魔屑石の件ですか?」
『んーん、ソッチじゃないわ!』
『出来れば、明日送るのは聖女様かサーチにしてもらえないかしら?』
『アタシはもう少しここで、学びたいことができちゃってね』
・・
『それに……絶対に必要なことなの。』
「…。そうでしたか。サーチくんもしばらくは動けないとおっしゃってましたから…」
『え?そうなの?』
「はい。」
「では……先にホリー様をお送りしましょう。」
「ホリー様とアストラさんには、私からお伝えしておきます。」
『ほんとに?ありがとうー!助かるわ!!』
「いえ。」
「…それと、いくつか頂いててもよろしいですか?」
『あっ…!…そうね、早めに準備しておいた方がいいものね!』
『助かるわ!』
「ええ、今回は特大サービスですので♩」
「お礼なら、ホリー様にお願いします。」
と、クロードは微笑んだ。
『それと…さっきの内容だけどーーーーーー。』
『じゃあ、アストラにお願いね!クロードさん!』
「かしこまりました。」
「では、失礼いたします。」
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【大聖堂 教会内】
クロードが聖女ホリーに報告をしていた。
「……となりました。」
「ですので、明日はホリー様をお連れしますが…よろしかったでしょうか?」
「ええ。構わないわ。」
「このまま過ごしても、わたくしの出番はまだ来ませんもの。」
「かしこまりました。では、私は少し休んできます。」
「ええ、ゆっくりしてきなさい〜」
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【アストラサイド】
【極子水星要塞 郊外】
「今日は、昨日見つけた森の奥まで行ってみるか」
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しばらく歩みを進めていると、森の中央で話し声が聞こえてきた。
「……?アレは…」
と、アストラの見つめる先には木の杖を持ち、黒いローブを着た人物が2人いるのが見えた。
(近づいてみるか)
音を出さずに、2人の近くにある草むらに身を隠すと、アストラは耳を澄ましていた。
「……本来に、叶うんだろうな?」
「ああ、あの方の儀式が完了するまでは」
「まだ時間がかかるが…」
・・・
「『MHM』の方は完成したと聞いた。」
その言葉を聞いたアストラは、心の中で呟いた。そして、質問していた男が驚いたように返事をした。
(MHM?)
「なッ…!!?それは本当なのか!?」
「あぁ…。まあ、確かな情報かは分からん。」
「だが……幹部のヤツらが話しているところを偶然きいたんだ。」
「…そうか…。でも、それが本当なら…」
「ああ…!いよいよ始まるぞ……新たな時代が!!」
(………。)
(ここでヤツらを捉えても意味がないな)
(詳しいことは幹部とやらが知っているらしい。)
(……)
(今は放っておくしかないか。)
そうして、アストラは"ザッ"と草むらの陰から立ち去った。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
活動報告にもあるように、本日から少しだけ投稿が減ります。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
[今回の一言♩]
設定集とXの固定ツイートの追加ツイートにて、各大要塞の大まかな位置を記した画像と今までの進行ルートが分かる画像を載せてますので、良ければ見てみてください!




