表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
74/259

欠片72.『4人の冒険者ーエピローグ』

欠片(ピース)72.『4人の冒険者ーエピローグ』


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調

ー1本=幕間、過去

ー2本=時の流れ


骸鎧屑蠍(スカルピオ)』を倒したサーチと冒険者4人は、戦闘前に話していた続きを話そうとしていた。



「ほんとうに助かったよ!ありがとう、サーチくん!」



「いや、いいって!いいってー!」

「オレも路銀(シリカ)集めの最中だったし!」



「……」

「なら、この魔物の素材を持っていくかい?」


「え!いいのかー!」



「ああ、構わないよ!といっても…ほとんどキミのおかげだからね!…あははっ。」



「何いってんだよ?ヒイロたちの助けがなかったら無理だったぞ?」




「……」


ヒイロが辺りを見渡すと、仲間たちが笑顔で頷く。



「…そうだね。ボクらで倒したんだ…」


「みんな!ありがとうッ!!」



と、ヒイロは笑顔でお礼を告げた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


サーチたちは、祈祷要塞(プレイヤーフォートレス)に向けて歩いていた。

そして、ヒイロたちがここにいた経緯を聞いていた。



「なんで4人は、こんなところにいたんだ?」



「えっとね、ボクたちは『彷宵徨要塞(イブニングフォートレス)』って場所から来たんだ」




(ん?そこって確か……フロデューテの故郷だよな)


「『彷宵徨要塞(イブニングフォートレス)』か!」

「オレも仲間と一緒に立ち寄る予定だから楽しみだな!」


「なにしに行ってたの?」




「それは…」



「"聖なる魔を(めっ)する(ツルギ)"」

「『聖剣(せいけん)』」


「その聖剣を作れるって人物の(うわさ)を聞いて、『彷宵徨要塞(イブニングフォートレス)』に訪れてみたんだけど……」



「けど?」



「タイミング悪く…留守だったんだよね〜。あははっ〜」



「会えなかったのか、それは残念だったな〜」

「すぐに帰ってこなかったの?」



「どうやら長旅をするって……彼女は南東に向かっていったらしくて」

「住民の人に聞いて、ここまで歩いて来てたんだけど」



続きを話そうとしていたヒイロだが、横からニザリーが会話に入ってきた。



『ヒイロは方向音痴(ほうこうおんち)だからにゃ!!』

『いっ〜つも!迷子になるにゃー!!』



「あっはは…は…、ほんとにごめん。」


反論出来ずに、ヒイロは両手を合わせて謝っていた。




祈祷要塞(プレイヤーフォートレス)に着いたら、ヒイロたちはどうするんだ?」



「んー…まだ考えてないな〜」

「みんなはどうしたい?」



後ろを振り返ると3人は答える。



「アタシはお風呂に入りた〜い」

『ウチは!ウチはねー!いっ〜ぱい美味しいもの食べたいにゃぁー!!』

『とりあえず、蜂蜜酒(ミード)が飲みたいですねぇ。』



「……」

「らしいよ?」



その反応を見て、ヒイロとサーチは笑っていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「あのさ!提案があるんだ!」



「ん?なんだい?」



「その…『聖剣(せいけん)』?ってやつの、代わりにはならないかもしれないけど」


「ヒイロとニザリーの破片(ウェ)武器(ード)をオレが造ってもいいか?」



「!!」

「いいのかい!?…ボクとしてはありがたいけど」


「サーチくんはそれでいいの?」



「オレも予定があるから、全員分は難しいかな…」

「でもあの感じだと、近距離の二人は必要そうだからな〜」



「それに、オレは鍛治士見習いだからさ」

「たまにやってないと腕が(にぶ)っちゃいそうだし!」


「やれるだけやってみるよ!」




【そうして冒険者一行は】




「ありがとう!!お礼はするよ!」




【この新たな"出会い"に感謝するのであった】




「ほんとか!なら…素材費は通貨(シリカ)でもいいか?」



「もちろん!」



【それはまた、サーチも"同じ"】



【知ることになるのは、まだ先の話である。】


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想やブックマークなどしていただけると、今後の励みにもなりますので、応援よろしくお願いいたします♩


[今回の一言♩]

ちょっと幕間感覚のやつが長くなりました…!!

ここからまた本編の流れに戻ります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ