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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
72/256

欠片70.『4人の冒険者ー③』

欠片(ピース)70.『4人の冒険者ー③』


※ウィービング

髪の毛の束に、部分的に他の色が入っている



※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調

ー1本=幕間、過去

ー2本=時の流れ

            ※

黄緑色の髪に、オレンジのウィービングが入った少年が、4人の元へやって来た。



「えっと……助けてくれてありがとう」


ヒイロは、戸惑いながらも少年にお礼を言った。




「いや、いいよ!」

「たまたま通りかかっただけだし!」


「それより、アイツ倒すの手伝おうか?」



と、通りすがりの少年が聞くと、4人は口を(そろ)えたように、タイミングよく返事をした。



「えっ?良いのかい?」とヒイロが言った。


「えっ…アイツを倒せるの!?」とマジコが言った。


『ほんとにゃっ!?』とニザリーが言った。


『それは助かりますね。』とモンクが言った。



「おう!任せてくれ!」

「オレはサーチ!よろしくな!」



「ボクはヒイロ、よろしくサーチくん!」


冒険者 リーダー[ヒイロ(15)]

        [種族:ヒト]




『ウチはニザリーにゃあ〜!!よろしくにゃ!』


冒険者仲間 暗殺者(アサシン)[ニザリー(14)]

         [種族:獣人 (ヒトと猫のハーフ)]




「アタシは、マジコ。魔法使(ウィザード)いよ」


冒険者仲間 魔法使(ウィザード)い[マジコ(16)]

          [種族:ヒト]




『私はモンクです。よろしくお願いします。サーチさん』


冒険者仲間 僧侶(プリースト)[モンク(118)]

        [種族:エルフ]




「にしても…よくそんな武器で機屑物(ガーベマジル)と戦ってたなぁ…ハハハッ…」


「え?どういうことだい?」

「今までのヤツらは問題なく倒せてたんだけど…」



「ん?あれ?…そうなのか?」

「普通は、『破片(ウェ)武器(ード)』って、専用の武器を使うもんなんだけどな」



「どうせ時間あるし…おま…」



『キュゥゥゥゥヴヴッ!!!』


っと声と共に、先ほどまで動きを止めていた機屑物(ガーベマジル)が動きだした。



「話はあとだ!とりあえずコイツをやるぞ!」

「好きに動くけどいいか?」



「ああ、構わないよ!」



「よし!いくぜー!」



(うーん。やっぱダメか…左目の能力が発動しない)

(なにか発動条件とかあんのかな…?)



「とりあえず…ッ!!」



先ほど穴を開けたハサミ側に走り込むサーチ。



(コイツは『骸鎧屑蠍(スカルピオ)』。装甲は全て硬い、甲鎧型(こうがいかた)機屑物(ガーベマジル)だ。)


(特に頭の装甲が硬く…並の破片(ウェ)武器(ード)でも壊せない。)



(でも弱点は頭だけだ…)




(だからッ!!自分(オレ)を囮にするッ!!!)



そのまま(ふところ)まで辿(たど)りつきそうなサーチに『骸鎧屑蠍(スカルピオ)』は尻尾を伸ばしてきた。



「ヘヘッ!!かかってこいよ!」

「クソサソリッ!!」



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想やブックマークなどしていただけると、今後の励みにもなりますので、応援よろしくお願いいたします♩



[今回の一言♩]

アストラは元々旅をしていたので、小さな『魔掘屑箱(マクセツバコ)』を腰の辺りにつけていました。

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