欠片80.『潜入─3日目』
欠片80.『潜入─3日目』です!
※本作の「」と間にある───の種類について説明
[]=人物名と年齢、種族、テキスト
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
{}=人物の念話
{{ }}=他種族の念話
〔〕のセリフ=行動に合わせて、過去のセリフを照らし合わせている場面で使用
【】=漫画で例えると『四角い囲みのナレーション語り』や『用語説明』
・・=強調
" "=強調、効果音など
─1本=漫画で例えると『場面転換』や『幕間』
➖─➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸
─2本=漫画で例えると『時の流れ』
【アストラサイド】
太陽が真上に登る頃──アストラは路銀を稼ぐ為と、フロデューテに頼まれていた"A級以上の破片"が取れる機屑物を探していた。
「そろそろ見つけておきたいところだな。」
森の中を歩いていたアストラは、ふと半魚人の[キャッシュ]のことを思い出した。
「ヤツなら何か知ってるかもしれんな」
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湖の辺りまで来たアストラは、少しだけ景色を眺めていた。
すると、再び『ヌゥゥゥン。』と、キャッシュの頭が姿を現した。
『あ"〜〜!!またキデくれたんでしゅか〜!!』
『アスドラしゃ〜ん!!』
「………」
キャッシュの言葉に冷たい目で見つめるアストラ。
その視線を感じ取ったキャッシュは、興奮したように喋り出す。
『ムホホッ……!!良いですなぁ"〜。』
『良い良い。このクールなところも素敵だあ"〜♡』
「………」
(何でコイツは、こんなにも気持ち悪いんだ。)
その様子を歪んだ顔で見つめるアストラは、心の中で気持ち悪さを抱くも。口には出さなかった。
「オマエに用があってきた。」
『エべェッ…!!?オラにか〜〜!?』
『もしかすぃて………け…け……ケツコンの返事か?』
「殺すぞ」
『──ヒゥエ"ッ!!ずみませんだ〜。』
『……じて…。どんな用件だ〜?』
「昨日のオマエの情報は正しかった。感謝する」
「それで──」
『あ"あ"ぁ〜もっだいなきお言葉だ〜!!』
「いちいちうるさい!黙れ!」
『オ"ォ"ォ"ォ"ン"!ハィ〜……!ベヘっ…へへ。』
「んん…。それでだ──今回はこの辺りに住む。強そうな機屑物を知らないか?」
『……んあ"ぁ〜〜。そうだべなぁ"〜』
『──"あ"。思い出すた。』
『ココから、北東に進むど……。デッガい"崖"が見えてくるだべ。』
『そごに、"地屑龍"がいると聞いだごとがあるだべ!!』
「アースドラゴンか。」
(それなら……。確かに使えそうだな。)
「分かった。ありがとう」
『ンダンダぁ"〜// そんなごどないべ〜!!』
『あ"オ"ォ"ォ"ん〜〜。ムフフ…。──てあ"でぇ!?』
『もうい"ない……。』
湖畔に1人残されたキャッシュのいたアストラは、いつの間にか立ち去った後だった。
『ぞんなあ"〜〜!!アスドラしゃあ"〜〜ん!!』
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【極子水星要塞より東に12Km 崖の上】
ヒュウゥゥゥゥ〜〜……。
殺風景な景色の中。崖の上の地平線には、所々に2m以上の岩がゴロゴロと転がっていた。
ザッ──。
「ここか。」
辺りを見渡すアストラだったが。周囲をどれだけ見渡しても、何も発見できずにいた。
(キャッシュのヤツめ。ウソだったのか。)
しばらく歩いてさ辺りを探すアストラは、異変に気付いていた。
"グラ"……。
(……これは。)
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【極子水星要塞から南に5Km キャッシュがいる湖畔】
湖の底で。キャッシュは微かな振動を感じ取っていた。
"ピ───ン"。"ピ──ン"。
『……!!!』
『……ぐ……ぐるッ…!!』
『じ……地震がぐるだべ〜〜〜!!!』
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"グララ"……。"ズズズッ"────
(なんだ……?この地震……。)
(まさか──!!)
──ビキ……ビキキッ!!
「……!!!」
「下か!!」
"ゴゴゴゴゴゴ"────"ドゴォォォォォン"!!!!!
アストラが異変に気付いた時には遅く。
アストラが立っていた場所から、何百メートルも遠くまで続く地面が───勢いよく地響きと共に、空中へと持ち上がった。
すると、崩れた地面の中から、四つの巨大な脚が徐々に起き上がる。
そして、大きな白い外殻からは2つの翼が空に向かって広がっていた。
地面の瓦礫が真下に向かって落ちる中──周囲には大きな咆哮が響き渡った。
『ブゥォォォオ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"〜〜〜!!!!!』
上空200mまで一気に浮き上がったアストラは、そのまま空中で回転しながら体勢を戻した後──静かに地面へと着地した。
──フッ。クルクルクル───ストッ。
そして、アストラが顔を上げると、高さ180mほどはあろう巨大な龍が、四足歩行の姿で立っていた。
「コイツは──フフッ……。」
"ゾククゥッ───"
「………準備運動とはいくまい。」
「───久しぶりに本気を出すとしよう!!」
久しい高揚感に昂られたアストラは、背中にある大剣を片手で構えていた。
「オマエの素材を貰うぞ───地屑龍!!」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
─裏メモ。─
祈祷要塞の由来。
祈祷=プレイヤー




