欠片51.『二人の少女との死闘─④』
欠片51.『二人の少女との死闘─④』です!
【サーチサイド】
気を失っていたサーチの元へ、足を引きずりながらフロデューテが近寄って来ていた。
『サーチ!大丈夫?…ッツ……!』
『……ねぇ!!』
「…うっ……。」
「……アレ?フロデューテ。」
「──!!」
「オマエ!どうしたんだそのケガは!」
サーチがフロデューテを見ると、足と頭から血を流し、お腹を抑えていた。
『あの黒髪のヤツにやられた……。』
『なんとかここまできたけど…。しばらく動けそうにないかも。』
「手当するから待ってろ!」
サーチはリュックの中から、手当て道具を取り出した。
「あと、ユリニトは?師匠はどうなった?」
『……ごめん。分からない。ユリニトと一緒に黒髪の女と戦ってたんだけど。』
『その間。アストラは見てないわ』
「そっか……。」
『ウッ…ゴホッゴホ…!!』
「フロデューテッ!!」
「よし、動くなよ!固定して縛るから」
『…ッツ…!!』
「我慢しろ、あとちょっとだ!」
フロデューテの手当が済んだサーチは、さっきまでいた所を見つめていた。
「よし!!フロデューテはここにいてくれ」
『!!』
『サーチ、アンタまさか!』
『死ぬわよ!!さっき何もできなかったじゃない!』
「……少しだけ。」
『?』
・・・・・・
「あのとき…。少しだけヤツの動きが見えたんだ。」
➖───────────────────────
「ア、アストラッ──」
サーチが振り向こうとした瞬間。背後に少女の声が聞こえていた。
『アッレレ〜〜?君たちの相手はレイだよ〜??』
『!!!』
(──は!?いつの間……にッ)
3人はすぐに戦闘態勢をとったが、フロデューテが瞬きをして目を開けた瞬間。サーチは建物がある場所まで吹き飛ばされていた。
────────────────────────➖
「目だけが……追えてたんだ。」
・・・・・・・
「だから。一瞬だけ……半歩身を引けた。」
「たぶん。ソレがなかったら即死してたと思う。」
『サーチ……アンタ』
「何か、掴めそうな気がするんだ!!」
「だから!オレは戦いに戻る!!!」
『サーチ…。』
走り去るサーチをみて、フロデューテは呟く。
『死ぬんじゃないわよ。』
─────────────────────────
─────────────────────────
サーチは先ほどまでいた場所に戻ってきていた。
「ユリニト!!大丈夫か!?」
『あ〜〜サーチくん!良かった〜♩』
『無事だったんですね!』
「オマエも無事でよかった!」
『アハハッ〜♩』
『なんとか生きてました〜♩』
「そうだ!!アイツは!?」
サーチが辺りを見渡すと、黒髪の少女がブツブツ言いながら地面に膝をついて座っていた。
『……ロス……』
『……命令……ダカラ…』
ジ……ジジ───………
『メリ…ウ、ス……様の…役に…。』
ジジッ……。
─────────────────────────
【極子水星要塞 とある研究所】
──ジジッ……。
『メリ…ウ、ス……様の…役に…。』
「ウフフッ…。そうよ〜」
「アナタたちにはもっとやってもらわなくちゃ困るわ。」
『"命令よ"』
『"彼らを殺しなさい"』
ジジッ…ジ───……
「それにしても『彼』。まさか彼女と一緒なんてね〜」
「……フフッ」
「ーーとして、死んじゃうのが残念だわ〜」
「まっ。ウソだけど。」
「それに」
「どうせ、ーーーーだろうし。」
「さて。と」
「今のうちに、やっておかなくちゃいけない事があるわね。」
「……ウフフッ」
モニターに映るその影は2匹の蛇の姿をしていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
[今回の一言♩]
サーチの服装、昨日は良かったけど、なんか違うかも…?うーん。うーん。(この流れはいつか変更されるやつ)
→現在メインキービジュアにて変更されてます。




