欠片50.『二人の少女との死闘─③』
欠片50.『二人の少女との死闘─④』です!
※血刀
レイが前話で使っていた武器
※本作の「」と間にある───の種類について説明
[]=人物名と年齢、種族、テキスト
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
{}=人物の念話
{{ }}=他種族の念話
〔〕のセリフ=行動に合わせて、過去のセリフを照らし合わせている場面で使用
【】=漫画で例えると『四角い囲みのナレーション語り』や『用語説明』
・・=強調
" "=強調、効果音など
─1本=漫画で例えると『場面転換』や『幕間』
➖─➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸
─2本=漫画で例えると『時の流れ』
ユリニトの体が完全に繋がると。周囲の空気が一瞬変化する。
"ゾォァァァァアア"───……
そこには、黄緑色の髪が徐々に黒色へと変わり。瞳の色がピンクへと変化していくユリニトの姿があった。
さらに口元を開くと、『ギザギザ』のキバが隙間から見えていた。
『お嬢さん。』
『あんまり。ボクもやりすぎは良くないと思うんだよね。』
【ユリニト改め】
【魔王直下 七大魔族 一柱の一人 強欲の悪魔】
[マモン(2180)(2668)]
[種族:大悪魔(〇〇〇)]
『だから……殺しはしないよ♩』
『ニヤリ』と微笑むマモンは、口元に人差し指をかざしながらウインクをした。
『………ハ?』
『オマエ……。調子に乗ってんじゃネェよッ!!!』
自身が発する言葉よりも前に走り出していたレイは、ユリニトめがけて、『血刀』を振りかざした。
※
『シネェェ〜〜!!!』
──"ブチブチッ"!!!
ボタボタボタッ──………。
ポタ…。ポタポタッ。
目の前にいたマモンの姿はなく。レイは戸惑っていた。
『──ハ?ナニが……』
ポタ……ポタ……。
『エ…?』
レイの足元は地面が赤く染まっており。後ろを振り返ると、マモンがレイの両腕を持って『すごい刀だねぇ〜♩』と言いながらこちらを『ニコニコ』と眺めていた。
そして、『ボトッ…』と『血刀』を持ったままのレイの両腕を地面に落とすと──『パチパチパチ』と拍手をし始めた。
カランッ…。
『……フゥ…。フゥ"ゥ"ゥ"……。ア"ァ"ァ"ァ"ア"ア"……!!!』
『クソッ!!クソッオオッ〜〜!!』
『レイが……!こんな……こんなザコにやられるわけ……』
『ナイのニィィ……!!』
パチパチパチッ!!
『アッハハハハ〜♩キミ、面白いこと言うね〜♩』
『………。』
『ボクが……ザコだって……?』
その瞬間。顔を下へと向け、目線だけ上げたまま睨みつけるマモンの顔は無表情だった。
その表情をみたレイは、この世に誕生してから始めて。
恐怖というものを知ることになる。
"ゾクゥッ"……!!!
『アッ……アァ…。』
《こ、コイツにはかて…ない…》
《ナニ…コレ…ナニコレナニコレ……。》
レイは、マモンの心の奥に広がる闇を感じとっていた。その濃さと圧に圧倒され、ものすごい汗をかいていた。
『キミの方が100倍はザコでしょ♩アハッ♩』
『さて…もうキミにも飽きたし。』
『あとはサーチ君に任せるとするかな。』
《バレないように戻ろっと♩》
─────────────────────────
【アストラサイド】
ピュッ!!──パタタッ。
アストラは『龍屑・孔』を右目から引き抜き、刀身についた血を吹き飛ばした。
時を同じくして、サーチ達がいた方向から禍々しいオーラを感じとるアストラとリプ。
『──!!』
「──!!」
(ユリニトのヤツか。)
(向こうの状況が心配だな。)
(さっさとコイツを片付けなければ)
ポタッ……パタタッ…。
『ヨロヨロ』と足をおぼつかせながらその場で動くレイ。
レイの左目から見える景色には、赤い血が地面に広がっているのが見えた。
一方で右側は、赤黒くてナニも見えない状況に黒髪の少女は笑っていた。
『……ハハッ…キャハハハハハッ!!!』
『ナーニコレー!?目が…キャハッ…!!』
『………』
『よくも。リプのカラダにアナを開けたナ。』
"グギュル"……"グジュッ"……"グチュチュ"…。
リプの目に、肉片が体中から集まっていく。
『コロスッ!!ブッコロォォォスッ!!!』
"ギュルルッ"!!
(再生。)
(なるほど。違和感はこれか)
(臓器が全くない。体の全てが肉片で出来ているな)
(目も肉片だが──疑似的な何かで、同じに作られてるのか?)
「どうりで、手応えがないわけだ」
『コレー。……スルの痛いんだからネ──?』
『ゼッタイニ……ユルサナイッ!!!』
『肉団子 ・増屍増死ィィィ!!』
リプの両腕が10倍にも膨れ上がり、拳を地面に付き立っていた。
『また…ニクヲ喰べなきゃネ……!!』
『街のヤツはヨワッちくて……マズかったカラ!!』
「………。」
『カスドモとはチガウ……オマエのニクを喰べてヤるッ!!キャハハッ!!』
「下衆が。」
狂ったように喋り出したリプを、睨みつけるアストラの目には怒りが満ち溢れていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
[今回の一言♩]
だいたい、その日に投稿する時のお話は、まとめて3、4話書いて予約投稿で分けてます。なので、今回の一言を書いてる時は、ほとんど同じ時間帯なのです!リアルタイムのことじゃないよ♩




