表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/278

欠片1.『少年の夢』

星屑(せいせつ)機巧技師(きこうぎし)始まります!

欠片(ピース)1.『少年の夢』です!


冒頭のみですが漫画を描いてます。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


※作者脳内イメージをアニメーション化した内容の説明と漫画のコマ当てをしているようなイメージで物語を書いております。


※本作の「」と間にある───の種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると『四角い囲みのナレーション語り』や『用語説明』

・・=強調

" "=強調、効果音など

─1本=漫画で例えると『場面転換』や『幕間』

➖─➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

─2本=漫画で例えると『時の流れ』




─────────────────────────



【子供の頃に

 読んでもらった】


【本の内容に感動した】



【あの日からオレの夢は──】



─────────────────────────




【800年前】



【空から降り注いだ『星屑ホシクズ』によって】


【人類が支配していた

 世界に終わりを告げた】




星屑ホシクズの影響により

機屑物ガーベマジル』が誕生し】


【人類は何度も戦いに敗北した】



【そして──

 人類は数を減らし】


機屑物ガーベマジルから

 隠れて生きながらえてきた】



─────────────────────────



──2688年──



辺りは深い谷。高さ100m程はあろうか。

谷底にはいくつもの道が迷路のように続き、周囲は岩壁で囲まれており、不自然に出来たくぼみが出来ていた。

窪みには、高さは2m、横幅は1.5m程の線が入っていた。


しばらくすると、『"ゴゴゴゴゴッ"』と音が鳴り出した。

そして、その線が切り抜かれたように、石扉いしとびらが横に開き出した。



入り口から、黄緑きみどり色の髪の毛に、一部オレンジ色の髪が混じり、瞳の色がオレンジ色の少年が現れた。

少年の背丈は150cmくらいで、白い服にオレンジのダイヤ模様が入っていた。

下半身は黒色の長ズボンに、先が丸みのある茶色いブーツを履いていた。


少年が外に出ると、入り組んだ谷の間にある通路を歩みを進める。

そして、別の石扉いしとびらの前に辿たどり着くと──


扉を開き、少年は中に入っていった。



─────────────────────────



『"カァン"』『"カァァン"』と、音が響く洞窟内の通路の先には、大きな空間があった。


その空間は、工房のような部屋になっており。レンガでできた大きなかまどの中には、炎がくべられてあった。

その横には、石の台や工具が置いてあり。

背丈は小さいが、体格が良く、少しとがった耳に大量の髭を生やした男が、金槌かなづちを振るっていた。



『………フンッ。』



「………。」


部屋の中の温度はかなり高温だったが、彼から感じる集中力は凄まじく、なかなか話しかけられずに少年は見守っていた。



「おーい!」



『……』


男からの返事はない。



「ツベチカのおやっさーん!!」

「聞いてんのか!」



『……』



「おやっさん!!」



『──ん?』


『なんだ、サーチか』

『いつからいた』


機巧技師きこうぎし[ツベチカ(56)]

    [種族:ドワーフ]




「さっきから呼んでるのに、無視されてるっての!」


主人公[サーチ(12)]

   [種族:ヒト]



『すまんすまん!』

『全く聞こえんかった』


そう答えると、ドワーフのツベチカは『ガハハハッ』と大声で笑っていた。

その様子を気にもせず、サーチは質問をする。



「おやっさん」

「前に見つかったのは──」


「"星屑ノ欠片(ガラクタ)"だったのか?」



『……いや』

『ただの"破片クズ"だった。』



「そっか…。」

「また違ったのか……クソッ。」



『……サーチよぅ。』

『オメェ……まだあの夢見てんのか?』



「………」


「ああ」

「オレは、絶対に"星屑せいせつ機巧技師きこうぎし "になる!!」



「幼い頃に見た……」

「本に書いてあったんだ。」



「この世界が機屑物ガーベマジルに支配されて800年──」


「大昔に機巧技師きこうぎしが、星屑ノ欠片(ガラクタ)を使って造った伝説の武具──」




「それが"星屑せいせつ"だ」



機屑物ガーベマジルの硬い装甲をも、簡単に破壊できる武器。」


「800年前の星屑せいせつ機巧技師きこうぎし達は、星屑を王国の九人の『聖騎士パラディン』に渡して機屑物と戦った。」



「そして、彼らは勝利しかけた……」



静かに聞いていたツベチカが、さえぎるように喋りかける。



『だが、強力な力をもつ機屑物ガーベマジルに敗れた』

『だから今も、オレ達はここで暮らしてんだろ。』



「……オレは諦めない。」


「どこかにきっとあるはずなんだ……!」

「まだ見つかってない……」


星屑ノ欠片(ガラクタ)があるかもしれないだろ!」



『見つけてどうする?』



「ヤツらをぶっ壊す星屑せいせつを造る!!!」



『だが、それでもヤツらには勝てねぇよ』

『歴史が語ってんだろ』



「なら……」



「伝説の星屑せいせつを超えるもんを──」




「オレが作ってやるよ!!」




『………。』


サーチを見つめるツベチカの表情は真剣な眼差しをしていたが、無言のままだった。

それでもサーチは、真剣な眼差しで語り続ける。



「いつかここを出て」

星屑ノ欠片(ガラクタ)を探す旅に出る!!」


「そんで、ヤツらをぶっ壊す──」




星屑せいせつを造るのがオレの夢だ!!!」




『………』


『フンッ、オマエみたいなヒヨッコじゃすぐに死ぬぞ』

『おとなしくここで破片クズの武器でもつくっとれ』



再び作業に戻るツベチカは、落ち着いた声でサーチに呟いていた。



─────────────────────────



【──星屑ホシクズの飛来により

 自然界に存在する

 物質の原子や遺伝子に変化が起きた】


【それにより

 生物や植物・鉱物までにも影響を(およ)ぼした】



【その結果──

 環境は大きく変化し】


【動植物・鉱物などは

 『機屑物ガーベマジル』と『在屑物アニマ』の2種類に

 大きく分類された】



【2種の大きな違いとして

 『機屑物ガーベマジル』は星屑ホシクズによって、突如とつじょ生まれた

 機械生命体や機械物質のみを含んで創られた

 生命体や鉱物である。】


【一方で『在屑物アニマ』は

 この惑星に元々存在していた生物や

 植物・鉱物などが星屑ホシクズから生成された

 微量な機械物質と融合し、遺伝子が変化。

 その後、再形成された

 生命体や鉱物などをそう呼んだ──】




【この800年間──

 『機屑物ガーベマジル』の進行により

 人類の研究はあまり進んでいない】


【生きることに必死だったのだ】



【この惑星の変化が、全て解明できたわけではない】

【まだ、この世には知らないことが沢山あるのだ】


【──ゆえに未知】



【この先起こる出来事を──】




【サーチはまだ

 あの時まで知るよしもなかった】



─────────────────────────



【翌日】


サーチは、ツベチカのいる工房へと出向いていた。



「ツベチカのおやっさん」

「今日は使っていいんだよな?」



『ああ、1時間だけだぞ』



「ヘヘッ!よっしゃー!!」

「ありがとう!」



『んで……どんな破片ノ武器(ウェード)をつくるんだ?』



「ん〜やっぱ銃かな!」

「あとは、斧とかも造ってみてぇ!」



『まあ、オメェさんの体格だと、銃はアリかもなあ』



「うまくできるかな?」



『ハッ!心配すんな!』

『このオレ様がついてんだぜ?』



ドヤ顔をするツベチカの顔を、サーチの目が半月型に変わると、不安そうな表情で見つめていた。



(アンタだから心配なんだよ……)



「いつも……ヘンテコな破片ノ武器(ウェード)しかつくってねーのに?」



サーチはあきれたまま返事をすると、ツベチカは自慢げに語り出す。



『うっせぇ!』

『あの破片ノ武器(ウェード)のよさが分かんねーヤツらはな、なんも分かっちゃねぇんだ!』



『いいか!この破片ノ武器なんてな──』


ツベチカは話しながら、武具がたくさん置いてある箱の中から、手袋と靴を取り出していた。



『この手袋と靴にゃあ──』

『手足の平にある吸盤を使うことで、崖を登れることができるんだぞ!』



『すげぇだろぅ!!』



「………」

「階段でいいじゃんか」



『………』



「今は、地上まで階段で行けるし」



『……ぐぬぬ。』



『……えぇ〜〜い!うるせぇな…!』



「もっと人類に意味のあるもんつくってくれよ〜」


「ハァ……。」と、ため息がでるサーチ。

その隣で、ツベチカは自慢するように一人でかたっていた。



(もう、おやっさんはほっとこう)



サーチは窯の近くに行くと、道具や素材を置いていた。

そして、やる気に満ちた声で金槌を握っていた。



「それじゃあ!」

「オレの破片ノ武器(ウェード)──」




「造りますか!!」



破片ノ武器(ウェード)】──────────────────

|機屑物(ガーベマジル)在屑物アニマから採れる素材で造られる武器。  |

|高温の火を通すことで、形を変形させることが   |

|可能である。                  |

|                        |

|人類がもともと使用していた従来の武器とは違い、 |

|その強度はより固いものとなっている。      |

|その為。火が通るとはいえ、細深部まではなかなか |

|通りにくく。加工が難しいため技術が必要とされる。|

─────────────────────────




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

長編として書くつもりですので、楽しんで読んでいただけると嬉しいです!


[サーチ]※イメージイラスト

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ