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元魔王、伯爵家の三男に生まれる〜実は俺を倒した勇者は俺が育てていたのだった〜  作者: KiedeJWL


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第21話 山賊の陰

よろしくお願いします

協力体制の構築が軌道に乗り始めた矢先、思わぬ問題が持ち上がった。


「レイン様、大変です! 交易路を行き来する商隊が、何者かに襲撃される事件が相次いでおりまして……!」


トルム村の団長が、緊迫した様子で報告に駆け込んできた。


「魔物の仕業ではないのですか?」


「いえ……目撃者の証言によれば、明らかに人間の一団だったと。おそらく、山賊の類かと」


レインは眉をひそめた。防衛体制を強化した結果、魔物の被害は激減した一方で、今度は人間による犯罪という、新たな問題が浮上していた。


「詳しい状況を、調べてみましょう」


レインは自ら、被害に遭った商隊の生存者から話を聞き、襲撃現場を検分した。残された痕跡から、山賊たちの拠点がある程度絞り込まれていく。


(この足跡の数、装備の質……。ただの野盗にしては、妙に統率が取れている)


さらに調べを進めるうちに、レインはある違和感に気づいた。山賊たちが襲撃するのは、決まって「アルダーシュ連合」に加盟した村々の交易路ばかりだったのだ。


(まさか……これも、ゾルアークの差し金か?)


確証はなかったが、辺境地方の結束を乱そうとする、何者かの意図的な工作の可能性が、レインの脳裏をよぎった。


「団長さん、山賊の拠点と思われる場所が絞り込めました。……僕が、直接乗り込んでみます」


「レイン様お一人でですか!? 危険すぎます!」


「大丈夫です。それに、これ以上被害を広げるわけにはいきません」

よろしくお願いします

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