↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元魔王、伯爵家の三男に生まれる〜実は俺を倒した勇者は俺が育てていたのだった〜  作者: KiedeJWL


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
23/26

第20話 協力体制の構築

 数日後、レインはミラード村とフェルン村、そしてトルム村の代表者たちを集めた会合の場に招かれていた。会場となったのは、三村のちょうど中間に位置する古い集会所だった。


「レイン様のお噂は、かねがね伺っておりました。まさかこれほどお若い方だとは……」


 ミラード村の村長、初老の女性が、驚いた様子で言った。


「僕にできることは限られていますが……皆さんのお役に立てるなら、力を貸させてください」


 レインは謙虚に応じつつ、三つの村の現状について話を聞いていった。それぞれの村が抱える課題——魔物の襲撃、交易路の不備、人手不足——は、個々に対処するには限界があったが、三つの村が協力し合えば、解決できる可能性が大きく広がる。


「まず、それぞれの村の見張り塔を連携させて、狼煙による緊急連絡網を整備してはどうでしょうか。一つの村が襲撃を受けた際、即座に周囲の村へ知らせることができれば、援軍の到着も早くなります」


「それに、交易路の警備も、順番に持ち回りで担当すれば、負担を分散できるはずです」


 レインの提案に、村長たちは目を輝かせた。


「素晴らしい案です! ぜひ、実行に移しましょう」


「レイン様、もしよろしければ……この地域一帯の『相談役』として、今後もお力添えいただけないでしょうか」


 思いがけない申し出に、レインは一瞬戸惑ったが、やがて静かに頷いた。


「僕は学園に通う身なので、常駐することはできませんが……できる限り、力になります」


 こうして、辺境三村を結ぶ協力体制——後に「アルダーシュ連合」と呼ばれることになる小さな枠組みが、静かにその第一歩を踏み出したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。