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元魔王、伯爵家の三男に生まれる〜実は俺を倒した勇者は俺が育てていたのだった〜  作者: KiedeJWL


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第11話 刻まれた印

よろしくお願いします

事件の後、レインは学園長室に呼び出されていた。


「レイン君、君のおかげで生徒たちの命が救われた。改めて感謝する」


学園長は深々と頭を下げた後、表情を曇らせた。


「実は、遺構の封印について調査した結果……人為的に、封印の一部が破壊された痕跡が見つかった」


「……やはり」


「しかも、破壊に使われたと思われる魔力の痕跡が……非常に禍々しい、明らかに魔族由来のものだった」


レインの脳裏に、前世で見た四天王ゾルアークの姿が浮かんだ。


(この学園にまで、手を伸ばしてきているのか。目的は……何だ)


「学園長、この件について、もう少し詳しく調べさせていただけませんか」


「もちろんだ。君の実力は、既に王国上層部にも認められている。……いずれ、正式に依頼することになるだろうが、当面は君の判断に任せよう」


学園長室を後にしたレインは、廊下の窓から見える王都の景色を眺めながら、静かに拳を握りしめた。


(ゾルアーク……お前がどこまで企んでいるのか知らないが……俺の名を騙り、罪のない人々を巻き込むことだけは、絶対に許さない)


前世の記憶が、日に日に鮮明さを増していく。それと同時に、自分がかつて何を成し遂げ、そして何に失敗したのか——その全貌が、少しずつ見えてくるようだった。


だが今は、まだ確証がない。焦らず、着実に力をつけながら、真実を見極めていく必要がある。


(まずは……目の前のことから、だな)


レインはそう自分に言い聞かせ、フィオナやドミトリたちが待つ教室へと足を向けた。

よろしくお願いします

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