失われた記憶 14
うう、時間ないですー。合間合間で、書いてなんとか投稿です。
「待たせたな。で、どうするつもりだ?」
家のドアの外にはラファエル。さっきと服が違う。派手なへそ出しシャツにミニスカートにブーツ。涙袋強調な派手めなメイク。一瞬誰かと思った。
「その格好、どしたの?」
「可愛いだろ。似合ってるだろ。成人みたいだろ」
まあ、確かに可愛いけど、なんか背伸びした中学生に見えない事もない。なんか違和感。なんだろう、なんか、一昔前のK-POPアイドルっぽい。そう、格好が少し古いんだ。メイクも。あと、メイクが原色っぽい安っぽい色なのがそれに拍車をかけている。けど、いい、凄くいい。足、なっがいし、白いし、頭ちっこ! 可愛いって言うか、暴力的に可愛い! 可愛いは正義って言うけど、それは嘘だ。暴力だ。可愛いは暴力だ。つい、自分の胸の真ん中を押さえてしまう。撃ち抜かれてしまった。こ、これが、『ズッキュン!』なのかっっ。
「大丈夫か? お主? 体調悪いのか? じゃあな」
「ま、待ってー。やる、やる、やりまくらせてくださいっ! らっ、ラファエルさん知ってるですか? スロットって、いつでも7が揃うわけじゃないんだよ」
テンパってつい急ごしらえな知識を披露。僕はスロットって、タイミングさえ合えばいつでも7が揃うものだと思ってた。
「おお……、やる気満々だな。それくらい私も知ってるぞ。内部フラグが立たないと7だけでなく子役も揃わないんだろ」
「え、7以外もフラグがあるの?」
「おいおい、大丈夫か? しっかり勉強したのか?」
「あー、大丈夫だよ……と思う。7とかバーが揃わないと要はメダルが増えないって本からは読み取れた。子役は初心者は無視しても少し勝ちが減るだけって書いてあったし。そっかー。子役もフラグが立たないといけないのか」
「子役にフラグが立たないといけない。なんか良くない言葉づらだな。まあ、要は恋愛もスロットも一緒だという事だ。フラグが立たないと揃わない。恋のラッキーセブンもフラグが立たないと揃わないって事だ」
なんかラファエルがらしくなくロマンチックっぽげな事を言ってる。ギャンブルと恋愛を同一視は無しめな無しだよね。まあ、要は僕にパチンコスロットにいいイメージを持たせたいんだろう。それにさっきまでの緊張もほぐれてきた。
「それに私は年甲斐なくワクワクドキドキしてる。幾ら稼げるかと思うと心が躍るな」
なんなのこの自信? なんか必勝法でも持ってるんだろうか?
「早く準備しろ。ほら行くぞ」
「家のかぎー」
「大丈夫だろ。なにも盗られて困るものないだろ」
「そ、そうだけどー」
強引に手を引かれて僕はついていく。握ってる、僕、女の子の手!!
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