居住区の戦い2
『カランカラン…』
千切れた左腕が机に当たったおかげで上にあった
手榴弾が落ちた。
こいつを取ってなげこんでやる!急いでそれを掴んで
投げようとしたそのとき、
《ウオーーーーーーーン》
と居住区全体に響く大きな唸る音が聞こえると、目の前のクラーケンはピタリ止まりそのままズルズルと
外へとでていった。
なんとか助かった。だが、体がうまく動かない。
安心するにつれて千切れた左腕がひどく痛む。これ以上の出血は死だ。
(くそっ くそっ!!)
俺は持っていた電槍で左腕の出血部分を焼いて止血した。あまりの痛みにずっとうずくまっていたいが、そうもいかない。クラーケンは外から来たということは、今の自分は放射線に侵されている。急いで洗浄室へ向かわなくてはならない。
パリ、パリ、パキッ…
たくさんの瓦礫を踏み分け廊下にでた。なんということだ、寂しいながらも綺麗だった廊下が血痕や小型のクラーケンの死骸で溢れていた。電灯を手にしながら
奥へと向かう。
怪我をしたところの傷が歩くたびに響く。どうも視界も狭くなってきているようだ。
《ピギッ ギギャーッ》
ああ、進むにつれて小型のクラーケンが増えてきているようだ。予想以上に多い。電槍以外に武器があればよかったんだが。お?こんなところに銃が。
《ガリッ》
なんだ、銃を何かが掴んでいるな。なんだかブヨブヨしているなぁとれるかな?
手をかけた途端、体が宙に浮いた。なんてこった、
中型のクラーケンだ。待ち伏せされていたのに気づかなかった。両肩に吸盤が変化した爪が刺さる。
(やめろっ こいつ、ぶっ刺してやる!)
とっさに電槍を取ろうとしたが、紐が足に引っかかり
上にあがらない。
もうダメかもな…だが、何かあるはず!
周りを見渡すと、銃を持った触手が頭上にあった。
(自分の罠で死ね‼︎)
引き金を引いて見事3発全て命中した。




