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第8話 気付いた秘密

挿絵(By みてみん)

この小説は中学3年生の頃に書いたものをAIで文字起こししたものです。

多少読みづらいところはあると思いますがご了承ください。

翌日…


私は勇気をだして昨日と同じ髪型で学校へ向かった。すると後ろからクラスメイトの男子が私に近づいて来た。

男子「ふーん。誰かと思ったら由利じゃん!」

私はおそるおそる質問してみた。

由利「え…と…どうかな…。」

男子「前よりマジなんじゃない。でも元がブスだからなぁ〜。」

由利「そ、そう…。」

私は少ししょんぼりしながら教室に向かった。


教室に入ると希奈がいた。

希奈「由利!おっはよ〜!髪似合ってるよー!」

由利「ありがとう!希奈、」

希奈「今日あれ、三大美少年、美少女が発表されるよ!」

由利「ついにだね!」


私は2人考えついた。1人はあの中井先輩、もう1人は私と同じ1年生のあずみさん。2人とも美少年、美少女候補だったからとても楽しみだ。


そして発表の時間が来た…。発表方法は全学年一斉に発表結果が配られる。そして私の手にもわたった。

それを見たら、“中井勇馬”“美野原あずみ”という名前が目に入った。私の予想通りだった。私の考えていた2人が当選されていた。


しかし、私の中でモヤモヤした気持ちが広がっていた。

由利(私がメイクしてなかったら当選してたのかな…。やっぱりブスメイクせずに最初からしなければよかったなぁ、。)

今さら悔しがっても遅い。完全に元に戻すタイミングを失った。これから3年間もこの嫌いな自分にならなければならないと考えるととても悲しくなってきた。



〜放課後〜


希奈はこれから部活(英語部)にいかなければならないため、1人で帰ることにした。

私がしょんぼり帰り道を歩いていると、後ろから誰かの声がした。

勇馬「由利!」


ふり返るとそこには中井先輩がいた。

由利「中井先輩!どうしたんですか?」

勇馬「えっ、と…あ、やべ!また後で!」

由利「え?」

そういうと中井先輩は走っていった。


それと同時に後ろからたくさんの足音が聞こえた。ふり返るとたくさんの女子が走ってくるのが見えた。「勇馬くーん!いっしょに帰ろー!」「中井先輩ー!待って〜!」

私はとっさに横に逃げた。女子の中には私と同じ同級生や先輩など、全学年が20人くらいいた。

由利(うわぁ〜すごい人の数…中井先輩すごいモテモテだな〜。)

私はつい、まざりたくなったが、すぐやめた。

由利(中井先輩…大丈夫かな…。)

私は心配になったがどうしようもできなかった。仕方なく帰っていた。


そして少し時間が経つと後ろから声がした。

勇馬「はぁーはぁー…由利…。」

由利「中井先輩!?あせがすごいですよ!?」

勇馬「このくらい…平気だよ。」

由利「とにかくここで待っててください!」

私は急いで近くの自販機行ってスポーツドリンクを買った。

由利「中井先輩!これどうぞ!」

私は買ったスポーツドリンクを中井先輩へわたしてあげた。

勇馬「ありがとう、由利!明日お金わたすよ!」

由利「別に大丈夫です!このくらい安いので!」

勇馬「そう。じゃあいただくよ!」

そう言うと中井先輩はフタを開けてスポーツドリンクを飲んだ。


私は質問をした。

由利「中井先輩、さっき何て言おうとしたのですか?」

勇馬「え?あぁ〜あれ。昨日は陽向のやつがごめん。」

由利「え?あぁ〜別に大丈夫です…。」

勇馬「本当に大丈夫?」

そう言うと中井先輩が急に真剣な顔で私にたずねた。

由利「だ、大丈夫ですよ!」

私は少し無理をして返すと、

勇馬「…強がってるよね?」


由利「え?」

中井先輩はまるで私の心がみえてるかのように聞いてきた。そんなことない、私がそう言おうとしたが、声がでなかった。かわりにでたのは“涙”。

由利「うぅ…中井先輩…!」

勇馬「わ、由利!?どうしたの!?とにかくちょっと人気の少ない所へ行こう!?」


私は中井先輩と共に公園へ向かった。私と中井先輩はベンチに座った。私は自分のハンカチを使って涙をふいた。中井先輩は私がおちつくまで待ってくれた。


私がおちついたところで話が始まった。

勇馬「おちついた?」

由利「うん。」

下を向いて返事をした。今、顔を見られない、きっと顔はぐちゃぐちゃだ。

勇馬「やっぱり本当の自分をかくしていたんだね。」

由利「…なんで分かったの…。」

私は仕方なく認めた。私の心はもうがまんできなかった。

勇馬「由利と会ったころ、ウィッグの下の髪の毛はとてもサラサラしていて、黒髪で問題ないのにわざわざボサボサなウィッグをかぶっていたから、正体を隠しているんじゃないかと思ったんだ。」

由利「最初から気づいていたんだ……。そうです、私、美人ということをずっと隠してきました。前、中学生のころ、それのせいでいじめられました。それで別の中学校へ転校して変装することにしました」

そう言った後、また涙があふれてハンカチをぬらした。

勇馬「そんなつらい過去があったんだ…。」

由利「今の自分が嫌いだけど、もうどうしようもできないです!どうしたらいいのか分からないです!」

泣いちゃだめだ、そう考えても涙はでてくる。

由利「す、すみません…。私って…泣き虫で……。」

勇馬「そんな事ないよ。1人ではもうかかえきれないんでしょ」

由利「…はい。でも親友(希奈)にはもう相談しています」

勇馬「そう。もう相談はしていたんだ。よかった。」


なぜだろう。今日初めて男子に私の秘密を話したのに、心がホッとしている。中井先輩は私の秘密をだまっててくれた。中井先輩だったら私のもう1つ大きな秘密を言えるかもしれない。そう思った私は中井先輩に話しかけた。


由利「中井先輩」

勇馬「何?」

由利「私…実は!」

実はと言ったしゅんかん、顔をあげた。ハンカチはもうメイクでよごれていて、涙でぐちゃぐちゃだけど、

勇馬(!?しすげぇ美人じゃん…。)


言おうとしたしゅんかん、

希奈「由利!?」

声のした方に顔をよせると希奈がいた。

由利「希奈!?部活は?」

希奈「いつもより早く終わったから帰ってたけど…私おじゃまだったかな…。」

由利「えっと…そんなことないよ!(嘘)」

希奈「(…ごめん、じゃましてみたい……。)」

由利「中井先輩…話はまた今度でいいですか?」

勇馬「うん、いいよ!じゃあまた明日!」

そう言うと中井先輩は帰っていった。


希奈「由利…中井先輩に見られたの…?」

由利「ううん、どっちかって言うと見せたのかな。」

希奈「そう…あ、名札を外して下を向いててね」

由利「あ、そうだった。」

私は名札を外して顔を見られないように下を向いて希奈と一緒に帰った。


家に着いた後、すぐ自分の部屋に行ってベッドに転がりこんだ。

由利(私…中井先輩にもう少しで正体を話すところだった。そして、私の本当の姿を見せてしまった。けど後悔はしていない。なぜか中井先輩の事を考えると心がしめつけられる!…もしかしてこれが…。)


一方その頃…

勇馬(由利、校則に違反してまで正体を隠していたのか…。それにしても本当の由利、三大美少女並みに美人だったな…。)

由利はおれに正体を教えてくれた。でも最後、由利は何を言いかけていた。明日、それを聞こう、そう思った。

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