第24話 明かされた秘密
〔希奈〕20:00…
希奈「花火、きれいだったですね!」
陽向「そうだな!」
私たちは花火を見終わって鳥居の近くで由利たちを待っていた、
陽向「それにしても、勇馬たち遅いな、」
希奈「もう10分経っていますしね、迷子なのかな?」
すると、由利の声が聞こえた、
由利「希奈〜!」
しかし、屋台側ではなく、階段下から来た、
希奈「え?由利?なんでそんなところにいるの?」
由利「あ、えっと…、」
由利が何かあせるように口を濁していた、
勇馬「それにしても、集合した意味あったのか?」
陽向「…あ、えっと分からん、」
良山先輩は何が考え事をしてたようだ、
「何?みんなどうしたの?」
すると、良山先輩が口を開いた、
陽向「なぁ由利、」
由利「ひぇ!何でしょう…あ、」
希奈「あ、」
勇馬「あ、」
そう、良山先輩以外、由利は“あまの”という名前で演じていたのを忘れていた、
由利「いや、これはその…」
もうここまでやってしまったらごまかせない、
希奈「由利、もう本当のこと言おう、」
由利「…うん、」
私と由利は、あまのは実は由利だったこと、由利の熱は嘘だったこと、学校はブスメイクという手法で顔を隠してたこと、すべて良山先輩に話した、
話し終えると、
陽向「えっと、あまのは由利で、学校ではブスになっていて、今の姿が本物ってこと?」
由利「はい、すみません、だましてしまって、」
陽向「いや、おれの方こそ、ブスあつかいして悪かった、」
そうして無事に良山先輩に分かってもらえた、
希奈「あ、良山先輩、この事は…」
陽向「分かっている、この事はおれたち4人だけの秘密なんだろ?」
由利「ありがとうございます…」
勇馬「由利、元気だしなよ!」
そう言って中井先輩は由利の頬をツンツン…え!?中井先輩!?
由利「ひゃい!!」
突っつかれた由利は頬をおさえて恥ずかしそうな表情をしていた、
中井先輩…もしかして由利のこと好きなの?
すると良山先輩は何か叫んだ、
陽向「あ!やべ!そろそろ帰らんと見たいテレビ始まる!」
勇馬「じゃあそろそろ解散するか」
希奈「良山先輩!今日は楽しかったです!」
陽向「あああ!じゃあね!」
勇馬「由利!また今度な!」
由利「は、はい!」
そうして、私たちはそれぞれ家に帰った、
〜その日の夜…〔希奈と由利〕〜
私はベッドでSNSを見ていると、由利からメールがあった、
由利「起きてる〜?」
由利からメールが来るなんて珍しい、何かあったのだろうか、
希奈「起きてるよ〜どうしたの?」
既読がつくと、40秒くらいで返信が来た、
由利「私、中井先輩とお付き合いすることになってしまったの!」
希奈「えぇ〜!?由利、おめでとう!」
どうりで花火終わりから中井の様子がおかしかった、ん?そういえば屋台とは反対側から来たような…
希奈「そういえば由利、どこで告白したの?」
しばらく時間が経つと、メールが来た、
定利「場所は公園で…告白は中井先輩からされたの、」
待って待って、話が追いつかない、なぜわざわざ遠い公園?しかも中井先輩から告白!?やっぱり私の予想通り、由利のことが好きだったみたい…
希奈「なんで公園?」
由利「公園に行ったのは私のせいなんだけど、細かくは言えない、」
いったいなんだろう、考えても公園に行った理由が分からない、
希奈「とりあえず、由利おめでと〜!」
由利「ありがとう!じゃあ私、寝るわ!」
希奈「うん、おやすみ〜、」
そしてメールは終わった、
花火大会の日に公園に行って告白される?どうしてもその行動の意味が分からなかった、由利は今度は何を隠しているのだろう、そう分からないまま、私も眠りについた。




