第14話 計画
翌日…
私は一足先に学校に向かった。教室に入って荷物を整理した。
教室を出ると、階段から希奈が上がってきた。
希奈「由利…!」
由利「希奈!あの…花火大会なんだけど…」
花火大会と言った瞬間、希奈が少し驚いてむりやり笑った。
希奈「あ、うん。もちろん行くよ!」
由利「…希奈、嘘つかないで」
希奈「え?」
私は昨日考えた推理を希奈に話した。
由利「希奈、あなたは、良山先輩と花火大会に行きたいんじゃないの?」
希奈「!!ち、違う!私は由利と行きたいだけで…」
由利「じゃあ昨日はなんで私と行こうってなったとき言葉詰まってたの?」
希奈「そ、それは…」
私はとにかく責めた、正直に言ってほしかった。
由利「希奈、大丈夫だよ。もし希奈が良山先輩と行くっていうなら、私は中井先輩と行くから…」
そこまで私はハッとなった。
由利「(な、何言ってんの!それじゃまるで中井先輩とデートに行くみたいになってるじゃん!)」
私はつい目をそらした。
希奈「え?由利って中井先輩の事が…」
由利「(あ!そういえば希奈に私が恋してるって話した事なかった!)」
あまりのはずかしさに私は顔を隠した。
すると希奈が話しかけってきた。
希奈「由利も恋していたんだ、なんだか少し嬉しい、だったら正直に言うよ。私は良山先輩と行きたいんだ!」
由利「やっぱり、そうだったんだ…」
希奈「でも由利がさびしい思いをすると思って隠してたけど、行く人がいるなら大丈夫かなと思って本当の事を話したんだ」
由利「そうだ、んだ。ありがとう」
希奈「え?何が?」
由利「いや、ただ本当の事を話してくれたことが嬉しくて…」
希奈「そう…ん?由利って…」
由利「?」
急に希奈が表情を変えて聞いてきた。
希奈「中井先輩に想いを伝えてるの?」
由利「!!(あああ!!そうだった〜!!好きと言ってもないのにまだデートにもさそってないのに希奈に一緒に行くって言っちゃった〜!!!)」
私は頭の中で暴走した。
希奈「…想いを伝えてないんだね。あ!でもデートにはさそってるでしょ!」
私は涙目になって唇を噛んで首を横に振った。
希奈「あちゃ〜、…あ、じゃあダブルデートしようよ!」
由利「ダ、ダブルデート?」
私は恋愛経験がほとんどないため、分からなかった。
希奈「要するに、私と良山先輩と由利と中井先輩で花火大会に行くの!」
由利「なるほど!4人ならあまり緊張しないかも!」
いいアイデアだと思ったが、ある事に気付いた、
由利「…でも結局ブスの状態で行かないといけなくなるのかい…」
希奈「ん?どういうこと?」
由利「中井先輩にもう素顔みせたから、学校外なら素顔のままいけると思ったけど、」
由利「(し、ごめん、ワガママすぎ、)」
残念だけど私はあきらめて、希奈には良山先輩と行ってきてと言おうと思ったとき、希奈は何かを思いついたらしい。
希奈「あ!じゃあこうしよう!」
希奈がそう言って話してくれたアイデアはとても良かった。
由利「それ、とてもいいかも!」
希奈「じゃあ、今日誘ってね!さもないと他の女子にとられるよ!」
由利「きょきょきょ今日!?ま、まだ2週間もあるのに!?”
希奈「準備期間がないとね!」
私はあまりにも困惑した。けど希奈の言う通りだった。
中井先輩は校内三大美少年だから誘う女子も多いだろう。それに2週間前ならまだ誘う女子はいないだろう。
私は今日、中井先輩を花火大会に誘うことを心に決めた。




