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戦闘の終結

 まず、周防が仕掛けた。

 一直線に魔獣へ走り寄り、剣を振りかざした。

 魔獣が周防を薙ぎ払おうと、周防のサイドを狙い、右手を振り回した。

 間髪入れず、若狭が防御魔術を展開した。

 息がぴったり合った。

 周防は防御を気にせず、魔獣に切りかかる。

 若狭は周防の防御のみ、気にする。


「これが過去の英雄の戦い……」


 アメリアは思わず見とれてしまった。


「ぼーっと立ってないで、攻撃に加わってください。攻撃中の防御は僕が行いますから」


 若狭の声にアメリアはやっと反応した。

 周防の攻撃の合間に、アメリアが引き継ぐように切りかかる。

 アメリアが下がったところに周防が飛びかかる。

 二人のアタッカーが交互に攻撃した。


「そろそろ、でかいやつ一発やってくれ!」


 周防が若狭に向かって叫んだ。


「了解!時間稼ぎよろしく」


 その言葉を合図に、攻撃の流れが変わった。

 切りかかるのではなく、魔獣の攻撃を流す。

 アメリアもその動きに習い、攻撃をいなす行動に出た。

 二人がかりで魔獣の相手をしているため、攻撃対象が定まらず、闇雲に腕を振ります。

 なかなか倒せない相手に、魔獣がイラつき始めた。

 魔獣の侵攻は完全に止まった。

 雄叫びをあげ、黒い火を周囲にまき散らした。

 二人は黒い火を回避するため、左右に散った。


「二人とも、そのまま左右に!」


 準備ができた。

 若狭の正面には巨大な光の玉が形成されていた。

 今までで最大級の光線が魔獣へ向かって放たれた。


 直撃だった。

 魔獣の体から煙が立ち上がった。

 とどめとばかりに、周防が魔獣の脳天へ剣を振りかざした。


「はああぁっ!!」


 魔獣の真っ赤な目から光が消えた。

 それとともに、魔獣は黒い霧となって消えた。




 離れた場所で雪と武蔵は、固唾を飲んで見守っていた。

 魔獣が黒い霧となり、消えたのが見えた。


「終わった……!?」


 雪が疑問を口にした。

 それに応えるかのように、周防が剣を頭上に持ち上げたのが見えた。


「倒したんだ……!周防先生たちが勝ったんだ!!」


 あの巨大な魔獣をアメリアと先生たちの三人だけで倒した。

 その事実に武蔵は興奮した。


 戦場だった場所に風が流れる。

 王都への魔獣の侵攻が終わった瞬間だった。


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