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<15話> 戦闘準備 ~side:レウナス~

 読み難いとのご指摘がありましたので、前話まで修正しました。

内容に変更はありません。



 天幕を出た所で、先を歩くフェルナンド殿とグイド殿に声を掛ける。


「戦法はこちらに任せて頂ける事になりましたが、どうしますか?」

「ああ、それか。前ん時と同じでいいだろ。」


決まるまでにそれなりに時間が必要だろうと思っていたが、あっさりとフェルナンド殿が言ってくる。


(この人は相変わらず揺らがないな。この規模の戦いでも全く気負いがみられない。)



「前回は確か【烈光】が追い出し、【黎明】が追い込み、【深紅】が待ち構えでしたよね?」

「俺らもそれで構わねぇぞ。機動力の弱い【深紅(うち)】としても、その方が有難ぇや。」


「では、それでよろしいですか?」

「「ああ。」」


各団の合意が得られたところで、グイド殿を呼ぶ。


「治癒の術を掛けますので、もし怪我をされた方は無理をせず来るように、伝えてください。治癒の得意な女性魔術師と対応しますから。」

「悪いな。助かるよ。」


サミル殿と顔を見合わせ、ニヤリと笑うグイド殿。



 その内に団員が待機している場所に戻ったので、話を切り上げ、それぞれ戦仕度を始める。


軽食と共に、魔力の流れを活性化する為の薬酒を配らせる。


「皆の無事の帰還を祈る。」

クムラ団長の掛け声の後に唱和し、皆で薬酒を掲げて飲み干す。


軽い酩酊感を目を閉じてやり過ごし、食事を取る団員達に指示を出していく。


「ガナシュ。あなたには緊急時の指揮を任せます」

「可能な限り、力を尽くしましょう。」


(【烈光】最年長のガナシュならば、最悪の事態になっても落ち着いて対応し、1人でも多くの団員を生きて帰せるでしょう。)


「ターニャ、イシュカ。あなた達には私と共に、治癒と守りに専念してもらいます。」

「「分かりました。」」


(これで治癒の術に抵抗のある【深紅】の団員達も、素直に治療させてくれるでしょう。聖女の如く微笑む彼女達に逆らえる男など、そうはいないでしょう。)


「ノルディ。君は私の補助です。激戦が予想され、特に被害の大きいであろう【深紅】もこちらに来ます。どんな傷を負った方が来ても目を背けず、しっかりと動きなさい。」

「・・・はい。」


既に泣きそうな顔を見て、多少の不安を覚える。


(この経験が、新入りの彼を、大きく成長させてくれるでしょう。)


「皆、魔力の使い過ぎによる頭痛が始まったら、無理をせずガナシュの所に下がる事。団長と私が指揮が不可能となった場合は、ガナシュの指示に従うこと。」

「我々の役割は森に魔術を打ち込み、魔獣を追い出すことです。【黎明】が森に突入してからは、彼らが魔術の範囲に含まれてくると思いますので、騎獣を必ず攻撃対象から除外するのを忘れないように。」


(1名を除き、皆気合の入った良い表情をしていますね。)


「それでは参りましょう。」





 

 遅くなりました。月に5話以上を目標に、なるべく早く次話を投稿したいです。

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