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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
ローズマリン伯爵家御用達店
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新たなカジノの奴隷達②

 獣人達はガルが従え、エルフ達はアリスが従えるようにした。


 残りの人達は、ドワーフと竜人だ。


 亜人界の住人だからドワーフと竜人もガルが契約してもらおうとしたが、ドワーフと竜人に拒否されてしまった。


「この白虎の王族の強さは文句ねぇよ。だがそれだけじゃ従う訳にはいかねぇな。」

 ドワーフ達は男女揃って物作りなどの生産系が優れた人以外には従う事は無いみたいだ。


「良くケージェーに従ってたね。」


「ん?あいつか?全く従ってねぇよ?飯をくれるだけの奴だな。」

 ドワーフ達のリーダー的存在のデンボが答えてくれている。身長は160センチほどだが、がっしりとした筋肉質な体型をしている。


 ケージェーに従わない人が、俺に従ってくれるのかな。


「まったく。変な銅像をぶっ壊したくれぇで捕まるなんて変な街だな。俺らの街ならあんなもん置いてあったら全員ぶっ壊すだろうさ。」


 ドワーフ達はそうだそうだと頷いているが、ドワーフ達は、遠くの街にある領主様の銅像をぶっ壊した罪で犯罪奴隷となったらしい。


 こんな職人達は、勝手にしてもらおうかな。


「坊主は強そうに見えねぇが何が出来るんだ?」


 デンボ達が興味深く聞いてくる。

 俺に出来ることか。


「俺はお菓子を作れるよ。」

 ドワーフ達の目の前にクッキーを空間収納から取り出して渡してやる。


「菓子か。どれ皆!料理人自慢の一品を味わおうじゃねぇか!」


 ドワーフ達がクッキーを一枚一枚表裏をしっかり眺めている。


「ほうほう。むらもなく均一に焼けているじゃねぇか。」

「形も悪くないわね。」

「クッキーって奴は混ぜる作業も大事だったな。」

「分量も正確じゃなきゃダメね。」

 ドワーフ達がクッキーを眺めながら評価している。


 そんな大袈裟にクッキーを見られるとは思わなかったな。店で売ってる普通のクッキーだし。


「悪くねぇな。器具がちゃんとしてんだろうな。どれ味はどうだ。」


 ドワーフ達がサクサクと音を鳴らして食べている。


「なんだこいつは!おい!これはどんな器具を使って作ってんだ!」

 デンボがしがみつく様に聞いてくる。


 器具か。型が彫られた鉄板と、店で買った鉄製のボウルを見せる。


「おいおい。こんなもので出来るのかよ。坊主は料理の天才か何かか?焼くオーブンはどんなんだ?」


 オーブン?

 いや火魔法で鉄板を熱すれば使ってないな。


「魔法で作るのか。他にはどんな菓子があるんだ、ちょっと見せろ。」

 デンボに言われたので、テーブルに店で売っている商品を並べていく。


 クッキーやキャンディ。キャラメルやチョコレート、プリンなどをテーブルに並べるとドワーフ達は食べ始めた。


 お菓子だけでなく、入れ物の袋やビンなどに食いつくように見ている。


 ドワーフ達は勝手にしてもらおう。契約は完了したし。

 さて次は彼らだな。


「あっ!ごめんなさいね。皆さんはなぜガルとは契約しないのですか?」


 竜人族は10人おり、全身鱗の屈強な男達だ。


「我々は、亜人界の中の竜王様の配下なのだ。獣王の白虎族の配下になるくらいなら死を選ぶ。もちろん仲が悪い訳ではないが、種族間の面子があり、奴隷契約する訳にはいかないのだ。」

 他の竜人よりも一回り大きい黒竜人のグレードが答えてくれてた。


 う〜ん。亜人界の中でも色んな王様がいるんだな。


「人間の奴隷ならいいのかな?」


「良くはないが、我慢できる。いずれ力をつければ奴隷契約くらい無効化出来る力だろうしな。もし獣人の奴隷になれば竜人族にとっての弱みになるので、我慢出来ないのだ。」


 亜人界では力こそ正義みたいなので、他の部族に弱みを握られるのはダメなのかな。


「あなたの奴隷になるのは問題ない。だが一度竜人の国へと来てもらいたい。」


「竜人の国か。もちろん行くよ。俺が作ったお菓子を広めるために旅がしたいんだ。竜人の国もぜひ案内してくれ。」


「もちろんだ。我々は戦う事しか脳にない奴らばかりだが、国にはお菓子やスイーツと言った繊細な料理はないからな。女性達にぜひ食べさせてくれ。」


 竜人達を全員俺の奴隷として契約した。

 今回得た奴隷達は獣人族50人、エルフ族20人、ドワーフ族30人、竜人族10人、人族の犯罪奴隷40人になった。


 ケージェーが経営しているカジノは、そのまま残したが、奴隷を賭けたり、イカサマをしたりする経営は辞めさせることにした。


「オーナーはケージェーのままで実質は、ブラックチェーンカジノの店長をピークとし、ケージェーカジノの店長をカーズに任せる事にした。」


「良いのかキャンディ?好き勝手にするぞ?」

「私がケージェーカジノの支配人ですか!喜んで勤めさせていただきます。」

 ピークとカーズは笑顔で引き受けてくれた。


 カジノの売上の半分が俺の取り分として受け取り、残りをカジノの職員へ還元する予定だ。

 売上は下がるだろうが、それでも莫大なお金が動くことだろう。

 カジノの一角でスイーツ販売もすることを決めた。カジノに付き添う女性達をターゲットにしたのだ。限定商品も作ってみようかな。


 ケージェーは、もうまともな思考ができそうにないほど、壊れてしまったので入り口で笑顔で「いらっしゃいませ!楽しい一時をお過ごしください!」と挨拶する係に任命した。オーナー自ら挨拶するカジノは珍しいだろうな。日常生活には問題なさそうなので、大丈夫だろう。

 万能薬でも飲ませたら治るかな?


 カジノは二人に任せ、奴隷達と一緒にカジノを出てキャンディスイーツネオンライト店へ帰る。


 もう夕方か。

 今日は皆ダンジョンで過ごしてもらって、明日考えよう。





7月30日の午前7時に次話投稿します。


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次話も良かったらみてください。

ありがとうございます。




時間設定しようとしたら公開してしまいました。


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― 新着の感想 ―
[良い点] “時間設定しようとしたら公開してしまいました。” ワロタ!そして感謝! …ケムシの末路はカジノ入り口の挨拶人間…名物男か… まぁ元から頭も酷い野郎だ!(最後の勝負前のイチャモン喚きと…
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