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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
ローズマリン伯爵家御用達店
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新たなカジノの奴隷達①

 ケージェーとの勝負に勝利し、賭神ギャンキ様から加護をもらい、ケージェーが所有する全てを手に入れた。


「そんじゃこれがケージェーが所有する物件と奴隷のリストだ。金はケージェーから受け取ってくれ。」


 奴隷のリストにはピークの名前もあり、俺の奴隷になったみたいだ。奴隷は全部で300人以上おり、各カジノで働いている従業員や闘技場の檻に入れられていた人達が書いてあった。


 檻に入れられていた奴隷達は、全員解放しようとしたが、人族以外は全員が犯罪奴隷だったため、解放する事ができなかった。


 解放した人族の奴隷達は、借金奴隷だったため、解放し勝手に頑張ってもらうことになった。犯罪奴隷の人族は殺人などの一発アウトの極悪人なので、ダンジョンで大人しく過ごしてもらおう。


 正直こんなにいても、面倒が見きれないのだ。


「キャンディオーナー。ありがたく頂いていきます。」

「俺達は邪魔になるから先に帰る。ありがとうな。」


 ジェットさんがぎっしりと金貨の入った袋を大事そうに抱え、ペコペコ頭を下げながらジルさんと一緒に帰って行った。


「囚われていた獣人達は、全員私が契約したが良いのか?」


「もちろんだよ。俺よりもガルが主のほうが素直に従ってくれるだろうからね。」


 獣人達は50人ほどいたが、全てガルの奴隷として契約した。獣人達の罪状は、万引きや暴行等がほとんどで、殺人ほどの重い罪状でもないのに犯罪奴隷として扱われたみたいだ。


「ガルドラン王子、助けていただきありがとうございます。あなた様の命令なら何でも従いますゆえ、このディーノへ命令してください。」

 黒い犬かな?

 ドーベルマンの獣人が忠誠を誓うように、胸を張り話している。


「うむ。ならばディーノが皆のリーダーとして、導いてくれ。」


「はっ。全身全霊まっとういたします!」


 ディーノは嬉しそうに獣人達に声を掛けている。もともとリーダー的存在だったのか、皆素直に従っている。


「彼らの種族は、獣人界で騎士的な種族なんだ。偉い人の護衛等を仕事にしている人が多くいる。」


 確かにディーノを見ていると、頑張って声を張り上げ指示ている。だんだんと暑苦しくなりそうな人だな。



「キャンディ様。こちらのエルフ族の方達の契約完了しました。」


 アリスがエルフ族の人達20人程を連れてきた。エルフ達は、床に座り頭を下げている。


「え〜と。これは何かな?」


「教育です。」

 アリスがにっこりと笑顔で言う。


「我々は、キャンディ様に救われました。精霊様の言葉に従います。」


 俺達と戦闘した3人の男達がリーダーらしく、エルフ全員がアリスに忠誠を捧げている。


 アリスは精霊族なので、今は人族の姿をしているが、本当は羽の生えた20センチほどの精霊らしい。


 その姿でエルフ達を教育したみたいだ。エルフ族は精霊族よりも下位の存在らしく、精霊族を崇めているらしい。


「へぇ。アリスの本当の姿も見て見たいな。」


「機会があったらキャンディ様にも見せますよ。」


 これはなかなか見せてくれないだろうな。



7月30日に次話投稿しています。


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