賭神の加護
黒服から勝利を宣言され、俺は勝利したみたいだ。
トランプを1枚めくっただけでケージェーの全てを手に入れたみたいだ。
「終わった。もう終わりだ。」
顔面蒼白のケージェーがテーブルの一点を見つめぶつぶつと呟いている。
「さーてキャンディ。勝負は終わりだな。ケージェーは壊れてしまったからどうする事もできねぇよ。」
ピークが言うが意味がわからない。
『ふはは。次はお前が楽しませてくれるのか。ケージェーは俺様の加護が消えて精神が壊れちまったのさ。なぁに俺様を30年も楽しませてくれたから死なねぇ様にしたけどな。』
頭の中に声が響く。偉そうな渋い声の男性ぽいな。
え?
俺に加護が移ったのか?
『ふは。そうだキャンディ。お前が今から俺様の加護を受け継いだのさ!一度でも賭けで負けたら全てを失うから注意しろよ。』
うわぁ。面倒な加護だな。
『ちょっと!あんた何勝手に加護渡してんの!』
うわ!この声はヒスライト様かな。
『ん?なんだこいつは?お前変なやつの加護もらってんだな。ふはは。』
『変なのですって!ちょっとキャンディ!言ってやりな!世界一の美女神ヒスライト様から加護をもらって嬉しいですって!ちょっと聞いてるのキャンディ!』
「キャンディ様大丈夫ですか?」
アリスが心配そうに聞いてくる。
「大丈夫だよ。ちょっと頭の中がうるさいだけだよ。」
『変な女はほっといて、キャンディに賭神の加護を移した。ハーフ&ハーフはお前も使えるから使ってみろよ。お前の魔力なら100回は余裕に使えるだろう。暇な時教会でお祈りしろや。んじゃ俺様は消える、またな。』
『おい!ギャンキ!ちょっと待ちなさい!』
ヒスライト様も消えたな。やっと静かになった。
次話は出来たら投稿します。
たぶん7月15日の予定。
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