VSケージェー
ケージェーとの勝負は避けられないのか。
ならやるしかないな。
「勝負は私とピークチーム対キャンディと白虎チームの2対2のババ抜き勝負だ!」
あれ?
さっき一騎討ちって言わなかったっけ?
「ディーラーは、黒服がやるから問題ない。」
ピークさんじゃないの!
「まずテーブルに着いてもらおうか。」
俺とガルはケージェーとピークとテーブルに向かい合うように座る。
「トランプは53枚ある。ジョーカーは、私が持とうか。皆13枚の手札が配られるだろう。」
ケージェーは14枚の手札なのか。
「私は全てを賭ける!賭神ギャンキ様へ見せつけるのだ!」
「キャンディ様は勝ち金と奴隷達、ネオンライト店の売上1年間で間違えありませんね?」
黒服が聞いてくる。
「はい。」
「言質を取ったぞキャンディ!ゲーム開始だ!」
ケージェーが声高らかに言う。
ちょっとこの人のテンションヤバイな。
「トランプをシャッフルいたします。こちらのジョーカーは、ケージェー様へお渡しします。」
黒服がケージェーにジョーカーを渡し、トランプをシャッフルしている。
「ふっふっふ。私に勝負を挑んでこの場から無事に帰れた者はいない!カーズも!ピークも!もとは私に挑んで負けた者達なのだ!」
「あぁ。そうだよ。俺は負けたんだ。」
「たかが幸運Sだから勝てるほど、ギャンブルは甘くない!私は賭神様から、一度でも負けたら加護が無くなる勝負を挑んで勝ち続けてきたんだ!」
黒服はトランプをシャッフル終わったみたいだ。
「キャンディは幸運Bだったかな?立派じゃないか。白虎は幸運Cだったかな?可哀想に。私は幸運S!ピークも幸運S!私は加護持ちだからS+と言っても良い!」
黒服が一枚一枚トランプを配る。
「この勝負は、先に抜けた人のチームが勝ちだ!私かピークが抜ければ勝ちだ!幸運の低い者にギャンブルで勝つ方法は、イカサマだけだ!だがこの場でイカサマは不可能だ!」
トランプはだんだんと山になってきている。
「私が能力を使えば負けることは100%ありえない!ギャンブルにおいて私以上に相性の良い者はいないだろう。キャンディ!お前は、私に勝つことは不可能だ!」
トランプは配り終わったみたいだ。
「トランプを引く順番を決めてください。」
「キャンディ!お前は私から引きなさい。私は白虎から引く。白虎はピーク、ピークはキャンディのを引きなさい。」
俺→ケージェー→ガル→ピーク→俺か。
「それではトランプをオープンし、対の数字を捨ててください。」
トランプの山をめくり見てみる。
「ほうほう!私はついている!もちろん幸運S+のおかげだからね。ほらほら!もう残り2枚しかないじゃないか。」
残り2枚か。凄いな。
これだろ。
ポイ。
これもか。
ポイ。
2もあるな。
ポイ。
7は4枚ある。
ポイ。
ポイ。
13もか。
ポイ。
あれ?
1枚しか残らないな。
「おいおい!キャンディ、ルールも分からないのか!うぬぅ。全部合ってるじゃないか。」
ケージェーが俺の捨てたトランプを見て確認している。
ルールくらい知ってるぞ!
ケージェーが2枚。
ガルが5枚。
ピークが5枚。
俺が1枚だ。
「よしキャンディ!運命の一枚を引くが良い!ちなみにジョーカーとダイヤの6だ!欲しいのはあるか?」
ケージェーが2枚テーブルに裏にして並べている。
俺の手元には、ハートの6がある。
「ダイヤ6が欲しいですね。」
「そうかそうか。この一回で終わってしまうかもな。」
ケージェーは嬉しそうに話す。
「ケージェー。能力でキャンディの手札を見たらどうだ?」
ピークはやる気無さそうに言い放つ。
「そうだな。どれハーフ&ハーフで見てみるか。いいかキャンディ。この能力は、2択なら100%知ることが出来る能力だ。今からその手札が6なのか見てやろう。」
『ハーフ&ハーフ』
ケージェーの両目に魔力が集まっている。
「ふっふっふ。君は素直だね。その手札は6で間違いないな。どれついでに君が私のダイヤの6を取るか見てみよう。」
『ハーフ&ハーフ』
またケージェーの両目に魔力が集まっている。
あれ?
ケージェーは目を見開き口をポカーンと開けている。
「ハハハ!どうだったケージェー?」
「待て。そんなはずはない。賭神ギャンキ様から加護を持つケージェーだぞ。こんな幸運Bのガキにギャンブルで負ける訳がない。そうだ。幸運で勝っているのにギャンブルで負ける訳はない。」
幸運で勝っていればギャンブルで負けないのか?
なるほど。そうゆう事か。
「あ〜何かすいません。俺幸運SSあります。加護持ちなので、SS+ですかね?」
「幸運SS!嘘つくな!冒険者ギルドカードには、幸運Bと書いてあったぞ!」
「そうですね。その後に教会でステータス測定したので、冒険者ギルドカードには書いてませんね。」
「ハハハ!やっぱりな!負けて考えてたんだ。俺が負けるのは幸運S以上だってな。だがケージェーとやった時よりも圧倒的に負けたから、それ以上だと思ったんだ。まさかSSの加護持ちとは思わなかったがな!」 ピークが笑いながら話す。
「それじゃさっそく一枚とりますね。」
テーブルに並んだ2枚の右側のトランプをめくる。
ダイヤ6。
「上がりですね。」
「勝者キャンディチーム!」
黒服が勝利を宣言する。
あっけなく終わったな。
ストックがありません!
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