ブラックチェーンカジノ④
エルフ達の大魔法が3体のキャラメルゴーレム達に直撃した。
目の前で轟音を鳴らし、キャラメルゴーレム達の肉体に魔法が炸裂している。
「ハハハ!そんな泥人形ごときで、エルフどもの大魔法を防げると思うな!」
ケージェーが大口を開け笑っている。
「大丈夫です、キャンディ様。キャラメルゴーレムならまだまだいますから。それにみてください。この子達は、あんな魔法では、傷一つ付きませんよ。」
アリスに言われてキャラメルゴーレムを見るが、何事もないように立っている。
あれ?
そうだね。
魔法を全てキャラメルゴーレム達は受けきったみたいで、当たりは静寂に包まれた。
エルフ達は、魔力を使い切ったのか床に倒しているが、気絶はしていないみたいだ。
「おい!エルフども!何をしている!死ぬ気で魔法を使え!」
ケージェーが命令するが、エルフ達は床を這うほどの力しか残って無いみたいだ。
「奴隷契約があるから命令で降参出来ないんだよね?」
「そうだな。私が一発で気絶させてこよう。」
ガルがエルフ達に近づき顎に一撃食らわせると、エルフ達は気絶して動かなくなった。
「勝者キャンディ!」
ピークが宣言する。
ディーラーとして不正すると思ったが、問題なく宣言してくれたな。
「くそ!ゴミどもに任せたのがダメだったんだ!キャンディ次は俺とお前の一騎討ち勝負だ!」
ケージェーはエルフ達に近づき蹴り飛ばしている。
「おい!貴様止めないか!」
「は?獣が私に命令するな!」
ガルがケージェーに怒っている。俺だって気分悪いけどケージェーの犯罪奴隷だからあまり強くは言えない。
「獣ごときが私に命令するなんて、あってはならないのだよ!キャンディ!お前から全てを奪いさってやる!」
「ケージェー!それよりもまずは負けを認めろ!俺達の金と奴隷を解放しろ!」
ジェットさんがギャーギャー騒いでいる。
やっとジェットさんの出番が来たよ。
そうだよ。ケージェーは負けたんだから、お金と奴隷を寄越しなさい。
貰ったら帰るから。
「ケージェー、ちょっと黙ってろ。まずキャンディに勝ちとして、奴隷50人を選んで貰う。」
ピークが淡々と話して進めていく。
「ピーク!そんなことよりゲームだ!キャンディチームVSケージェーチームの全てを賭けたババ抜き勝負だ!」
「奴隷はこのリストにある。好きに選べ。」
「私は今最高の気分だ!ギャンブルの神がこの勝負に全てを賭けろと話している。」
「まずはあちらのエルフ3人は決定でお願いします。」
「私もお忘れなく。」
「はい。カーズさんもお願いします。」
「よっしゃ!これでケージェーの呪縛から解放された。」
「おい!テーブルとトランプをすぐに用意しろ!」
「ピークさんはどうします?」
「俺か?まだ良いや。次の勝負もやるだろ、そうしたらどうせ全部お前の物になるからな。」
「そうですか。なら上から46人お願いします。」
「おい!準備は完了だ!さっそくゲームを始めるぞ!」
「はぁ〜。ケージェーは加護持ちだ。賭神って言ってギャンブルと相性の良い加護だ。幸運Sあるが加護持ちだとSよりも上になるんだ。能力はハーフ&ハーフって言って2択なら100%間違えない能力だ。」
2択で間違えないって、ババ抜きじゃ勝てないだろ!
「だが魔力を使うから、ケージェーは1日に3回しか使えない。最後まで残っていたら、勝ち目は無いぞ。」
この勝負やめようかな。
「おい!さっさとテーブルに着け!」
テーブルをバンバン叩きながら、呼んでいる。
「キャンディは面白いから、味方してやるよ。俺がディーラーなら絶対勝つぜ。」
ピークさんが味方してくれるのか、なら勝てるかな。
ピークさんと共に、闘技場中心にセットされたテーブルに向かっていく。
「やっとか。良い奴隷はいたかな?それよりも次はババ抜きだ。トランプ53枚を使い最初に上がったチームの勝利だ。」
「ケージェーは何を賭けるんだ?」
「ピーク!良い質問だ。私の全てだ。金はもちろん、奴隷達、ケージェー商会も全て賭ける。俺の命は、キャンディの奴隷になるから自由自在だ!」
いやいや。そんな勝負する必要は無いな。
「それは出来ないな。キャンディスイーツ商会は賭けれない。」
「そうだな。キャンディにメリットが少ないな。キャンディ達の勝ち1兆エルと、奴隷達、後は商会の売上位だろうな。キャンディが奴隷になるほどの勝負じゃないな。」
「いや、商会は賭けれないよ。」
「ネオンライト店の売上1年間でどうだ?それなら大丈夫だろ?」
あれ?
勝負する流れになってきてるな。
勝負しなくても良いんじゃないかな。
「いえ。もう勝ちだけ受け取って帰ります。」
「おいおい!VIP会員の規約を忘れたのか!チケットに書いてあるだろ!VIP会員は全てを賭ける勝負を強制すると。」
チケットにそんな事書いてあるのか?
「あ〜。チケットに魔力を込めると浮かび上がるんだ。見てなかったのか?」
見るわけないだろ!
まず分かるか!
「私に挑んだんだ。覚悟を決めなさい。」
そうか。終わるまで帰れないのか。
6月20日朝7時に次話投稿していきます。
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