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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
ローズマリン伯爵家御用達店
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ブラックチェーンカジノ③

 エルフ達が俺達に向かって矢や魔法で火の玉を撃ち込んできた。


「ホワイトシールド」

 アリスが手を前に出すと白い壁が出現し、矢が突き刺さり、火の玉は威力なく消滅した。


「ふふん!この程度では相手になりませんね。」

 妖精族のアリスは魔法に長けていて、ダンジョンマスターの能力で、肉体もジェネラルオーク10匹分程の強さに設定しているらしい。


 エルフ達3人は左右と正面に分かれ、3方向から攻撃してくる。


「ふむ。矢には毒は無さそうだな。雷魔法が付与されているのか。少し痺れるな。」

 ガルか飛んでくる矢を素手でつかんでいる。雷魔法が付与された矢を受けても平気そうだ。


「そうだね。おっと!危ないな。」

 俺は目の前にキャンディで出来た身長ほどの盾を構え矢や魔法を盾で受け止める。キャンディの盾は、魔力をおもいっきり込めて固さのみを上げた盾なので、そうそう壊れることはない。矢も突き刺さることなく、弾かれている。


 このまま受けてばかりでは、決着はつかないだろう。だが、相手は降参することは命令で出来なくなっているし、気絶させるか、殺すしか決着がつかないだろうな。



「ほう?流石白虎族だな。ぜひ私のコレクションに加えたいな。お前達!命令だ。死ぬ気で魔法を撃ち込んで終わらせろ。」


 ケージェーがエルフ達に命令を言うと、エルフ達は魔力を込め始めた。


 エルフ達は苦しそうに顔を歪めている。


「あ〜。あれはダメですね。あいつはエルフ族の戦い方を理解してません。」

 アリスが残念そうにケージェーを見る。


 エルフ族の戦い方ってなんだろう?


「エルフ族は魔法に長けているが、一撃を狙う時は、隙も無いのに使う何てあり得ないだろうな。2人が隙を作り、残りの一人が大魔法で決めるのが、普通なんだ。」

 ガルも残念そうにエルフ達を見ている。

 自分の意思とは違う戦闘をさせられるなんてかわいそうだな。


 それよりも、この魔法受けたらダメなやつじゃないのかな?


 エルフ達が魔力を込めると、巨大な炎の竜と無数の氷の刃、雷で出来た10本の矢が見える。

 どれもが必殺技と呼べる程の脅威だが、アリスとガルは余裕そうにみている。


「ちょっと!これ大丈夫なの!」


「大丈夫ですよ。キャンディ様、手の平を前に『召喚』と叫んでください。」


 え?


「エルフ達!さっさと終わらせろ!」


 ケージェーの声と共にエルフ達の魔法が俺達に向かって発動した。


「キャンディ様早く!」


「え?意味分からないけど、召喚!」


 俺は手の平を前に出して叫ぶ。


 地面に魔法陣が3つ浮かび上がり、3体の巨大なゴーレム達が魔法陣から出てきた。


 キャラメルゴーレムが3体目の前に並んでいる。アリスが魔物召喚で呼び出したのだろう。


 キャラメルゴーレム達は嬉しそうに俺を見てくるが、今はキャラメルゴーレム達と遊んでいる場合ではない。


「ちょっとアリス!キャラメルゴーレム達をどうするの!」


 キャラメルゴーレム達の後ろからは、エルフ達の大魔法が迫っている。


「盾にします。」


 盾?

 おい!キャラメルゴーレムが死んでしまうじゃないか!


「こんな大魔法をくらったらキャラメルゴーレムは、」


 ドガガガガ!

 バリバリバリバリ!

 ドドドドドド!




6月15日朝7時に次話投稿していきます。


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