作戦内容
日が傾き始めた頃、ジャンヌとジェイガンが拠点へと到着する。その頃には一通り荷物の搬入や掃除が終了していた。
「さて、それでは任務の内容についてだが」
ジャンヌは地図を広げる。
「私はこのサルヴァンの中心に位置するこの城門前広場で指揮を執る」
ジャンヌは地図の中心を指さした。
「現在、この町の利用可能な大通りは南西以外の4つ。それぞれに1人ずつ聖剣騎士団のメンバーを派遣する」
「なるほど、まぁおれ達1人いればいけるわな」
「でもそれじゃあ城までの町はやられたい放題じゃないですか?」
マリアンヌは首を傾げる。
「そこでだ。我々はこの城前ではなく、大通りの入口付近の建物に待機する」
ジャンヌは城から最も遠い正五角形の頂点付近を指さした。
「城内部からは正規のサルヴァン兵が攻撃。その背後から我々が攻撃して挟み撃ちにする」
これまでの戦いではビーストレイジが攻めるのが困難と判断した場合、別の大通りに移動し防備の穴をつくような戦いを仕掛けてきた。
そこで大通りからの逃げ道を押さえることで退却を許さないような布陣をひくことにしたのだ。
「うむ。大量の伏兵を仕込んでは感の鋭い獣人にバレてしまう。しかし数名であればそれも解決できるという訳だ」
ジェイガンが補足する。
「なるほど」
「43班はそれぞれのサポートについてもらう。ジェイガンは1人で北、ケイラとシーナは北東、デュノワールとレイは南東、マリアンヌとソウルは北西の大通りで待機だ」
「がんばれ、ジェイガン」
デュノワールはにやにやしてジェイガンの顔を見た。
「はぁ、また私が貧乏くじだな」
ジェイガンはため息をつく。
「そう言うな。お前なら1人でも大丈夫と判断したまでだ」
ジャンヌはそんなジェイガンを励ます。
「まぁよかろう」
それを受けたジェイガンは満更でもなさそうだ。
「それでは、今日はなるべくゆっくり体を休めて任務に挑んでくれ、以上だ」
「「「「了解」」」」




