010 食べ続ける都知事/Kudryavka
モグモグ食べる少女に対抗して僕もガリを食べ続ける。
「そんなのばっか食べてるから、貧相な体つきなんじゃない?」
「余計なお世話だ」
何?喧嘩売ってんの?
「だからこれを分けてあげる」
差し出されたのはかっぱ巻き。このシーンだけ切り取れば、やさしいお嬢さんに見えるが、こいつケチすぎる。
これ18円くらいの価値しかない。だって一個だもん。
「お前きっと大物になるな」
「ありがとう」
いや褒めていない。しかし確信した。こいつは体も心も大物になるだろう。
「ところでお前、名前は?」
「…かざり」
「かざり。親はどこだ?」
「理解らない」
「どこから来たんだ?」
「記憶に無い」
「あそこで何をしていた?」
「すべては秘書がやったこと」
「政治家か」
とりあえず、衣・食・住の確保は絶対だな。
俺もそんなに金があるわけじゃないしな。誰かに力を借りなければならない。
女の子だからな。男が世話するのは限界があるかもしれない。
たが、俺がやるしかない。
つーかまだ食べてる。
恨みを込めた視線を送ってみる。
「全ては秘書がやったこと」
「まだ言うか」
「第三者に任せます」
「都知事か」
こんな大人になっては欲しくない。心からそう思いつつ、俺らはグルグルずしを後にした。
@fill「お久しぶりです」
Kudryavka「修学旅行楽しかったねぇ」
ざっち「自由行動同じ班になれてよかった。回りたいところ行けたわ」
@fill「それは同感。モンキーパークもカフェdeえむ も行けたしなぁ(けい○ん!感)」
Kudryavka「金閣寺やで!」
ざっち「行けなかったけどな」
@fill「時間配分ミスってごめん(´・ω・`)」




