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1節 月光の復活と終末の求めたモノ  作者: kattun
始まりと終わり
9/11

圧倒的な力の差(3章)

3時間に渡る雑談の末にエリュシアンが声を上げた

「そろそろ月光の対策でも考えないか?」

皆その言葉に反応し、考えることにした

「問題はどうやって行くかだ」

「あいつは無間地獄の底に居るからな 行くだけで一苦労だ」

「でも他に方法があるわけでも...」

「いや...俺の水王特権を使えば不可能ではない」

「ふむ 聞かせてもらおう」

「まず、だ 無間地獄の底の階層全体を液体という概念に書き換える そうすればあとは俺が生成できる」

「なるほど  で、どうやって概念書き換えるんだ?」

「誰か居なかったか?」

「概念書き換えは流石に...」

「無間地獄の管理人に一旦聞いてみたらどうだ?」

「それもそうだな おいゲブラー!」

赤い髪を持つ1人の女性がどこからとも無く現れた ワープしてきたようだ

「お呼びでしょうか 大王様」

「無間地獄の階層は移動可能か?」

「ええ 緊急事態を想定して、全フロアが空間固定を解除後時空間異常を起こすことで移動可能です」

「ありがとう 空間固定を最下層だけ解除しておいてくれ」

「最下層ですか 了解しました では準備をするため退出させていただきます」

赤髪の女性は煙のように消えていった

「さて 何処に呼ぶか?」

「適当な空間を作ってそこに呼ぼう」

「そうだな  じゃあ4時間後に呼び出すとしよう」



決戦の時まで あと4時間

それぞれはそれぞれの準備を始める


水王カイルーツァは水で眷属を創り出している

終末神エリュシアンは炎神から剣を貸して貰い

植物神ユルドグは植物で装備を創り出し

神王ユルドグは地獄王アクゼリュスと共に談笑していた


4時間が経ち、それぞれはその場所に来ていた

赤髪の女性はアクゼリュスに準備が完了したことを伝え、帰っていった


「では行くぞ」

「ああ」

「勿論!」

「速攻でケリを付けるぞ!」

「早くしてくれ」

その次の瞬間、周囲の空間がどんどん歪んでいった

数十秒後、その場所は洞窟の最下層のような空間へと変わった

そこには男が1人立っていた

「...何事かと思えば客人ですか このような場所に来るなんて物好きですね」

「ああ 我らはお前を殺しに来たからな」

「左様ですか 地獄王様 この私のことを覚えてるなんて私は嬉しいですよ」

「おっと 瘴気を放ってる者の言う言葉ではないと思うがね...月光!」

「ああそうですとも 私は月光神フラドリッカル!」

「懐かしい名前だな フラドリッカル」

「貴方様は...いえ 私の知る貴方様はもう何処にもいない!」

そう言うと男は武器を投擲してきた

災いを具現化させた刃だろう

「ちっ...遠距離か 神王!ユルドグ! 絶対に当たるなよ!」

「了解っと 樹王特権!」

神王から伸び出た植物の茎が月光の脚にキツく締まる

「僕も援護を!植物の加護!」

ユルドグの放った植物の根が神王の茎とともに合わさり、脱出が不可能なまでに拘束する

「ただの若造が...小癪な!」

月光が振り解こうとするが微動だにしない

「今だ 水王特権」

月光の身体が凍りつく

血液を全て凍らされ動くことができなくなったようだ

「さあエリュシアン やるんだ」

「わかった アクゼリュス」



エリュシアンとフラドリッカルが向かい合う

「君に奪われたものを取り返させて貰おう 月光神 フラドリッカル・ルーヴァン!」

そう叫ぶとエリュシアンは渾身の力で心臓に剣を突き刺した

永遠とも言える沈黙が続いた

月光神と呼ばれたその男はゆっくりと力尽きていった

最後に空を見つめ かつて憧れた人に想いを馳せ


「最後に あの方に会えて良かった」

そう言い残し男は灰になって消えた


そこには倒すべき相手を倒した勇者の様に立つエリュシアン1人だけが立っていた


なくしたモノを取り戻した彼は とても悲しそうな目をしていた



月光神 フラドリッカル・ルーヴァン  死亡


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