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5人揃って(2章)


天に向かい手を伸ばした2人の男

片方はフラドリッカルと

もう片方はエリュシアンという名であった


フラドリッカルは天に向かい災いを引き起こし

エリュシアンは地の底を目指した

そこに復讐する相手がいないとも知らずに

そこに失くした探し物が有るかのように




海の底から1人の男が部下に見送れられ旅に出た

巨大な大樹のある森の出口から1人の少年が大量の蝙蝠にぶら下がり飛んでいる

遥か彼方の空から1人の成年が落ちてきている

深い地の底の屋敷で男は人を待つ


役者は揃おうとしている




1人の男が病魔に襲われた街に着いた

少年が穴に入り地の底に向かっている

1人の男が溶岩の中から出てくる

成年が地の天井を破り地面に突き刺さる

屋敷の男は4人の旅人の到着に気づき、準備を始めた



1人の男が屋敷の戸を開ける 名はエリュシアン

1人の少年が屋敷の裏口から入る 名はユルドグ

1人の成年が屋敷の5階から侵入する 名は神王

1人の男が屋敷の水道路から出てくる 名はカイルーツァ

4人の男はそれぞれ人型の生物に案内され6階の一室に入る

城下を見下ろすように窓を見る1人の男が5つの椅子がある部屋に居た


「やあ父上」

「カイルーツァと呼んでくれ 今は真剣な話なんだろう?」

「僕も呼ばれたのであってるよね?」

「ああユルドグ で、そちらさんは?」

「もう忘れたか?この世界の地獄王さんよ」

「久しぶりだね 未来の僕」

「久しぶりだな 若かりし我よ」


3人に遅れ1人の男が部屋に入る

「やあ久しぶりだなアクゼリュス」

「ああエリュシアン 今は終末神の方がいいか?」

「どちらでも構わない 要件はアレか」

「そうだな じゃあ4人に伝えよう」

「だいたいわかってるけどねー」

「病気といえばあいつくらいだ」

「誰だ?我が世界には恐らく居ない」

「まあ1人を除き察しがついてるだろう 月光の封印が完全に解けた」

「月光って僕はあんまり知らないけどどんな人なの?」

「そうだな 一言で表すと純粋な悪だ」

「俺の同僚が命を掛けて封印したんだがな...」

「うーむ...やはりわからん」

「まあ神王とユルドグは分からなくても無理はない さっき2人が説明したように 悪を濃縮させたような存在で、終末神の同僚が命を掛けて封印した」

「...病気なら俺の意味あるか?」

「父上 皆が皆暇だと思うなよ」

「そーそー僕は普通に適任なんだろうけどー」

「我はなんとなくだ」

「私は...」

「まあまあ 今度の相手はまだ相手の強さも場所も分かり切ってるから楽だぞ」


本当にそうか と終末神ことエリュシアンは思った

そして他愛もない話で残りの時間は潰れたのであった

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