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えっ俺がコスプレの十八番だった大賢良師張角に!?朝廷が思ってた以上に腐ってたので念入りに内政をして黄天の世を築きたいと思います  作者: 揚惇命
1章 張角16歳

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広宗を襲う賊徒の過去(破)

 深夜に家の門を叩く音で起こされる龔景。


 龔景「全く、田舎者は礼儀もなってないようですな」


 環希「あら、新しい青州刺史様は夜這いはお嫌いかしら?」


 龔景「これはこれは。可愛いお嬢さんの来訪ならいつでも大歓迎ですよ。コーコッコッコッ」


 環希「それでは失礼致します」


 龔景「まさか、身持ち固そうなお嬢さんが夜這いに来られるとは思いませんでしたよ」


 環希「青州刺史様に御相談がありまして」


 龔景「税の相談なら下げることはできませんよ」


 環希「私たち年若い女たちが貴方様に付いて行くとしてもですか?」


 龔景「ほほぉ〜。あの田舎者の村長殿は娘に恵まれましたなぁ。お聞きしましょう」


 環希「税は今まで通りに。その代わり、私たちの身体を好きにできる権利を」


 龔景「ふむふむ。交渉としては悪くない。しかしですなぁ。都の者たちがお嬢さんたちを気にいるかわからない以上、確約はできませんなぁ」


 環希「青州刺史様が私たちを高く売れると見積もったから高い税をふっかけなさったのでは?」


 龔景「そこは認めますよ。都の奴らは綺麗どころは見慣れてます。だからこそ、たまに食う田舎娘の純朴さという点において、価値があると思いましてね」


 環希「それを磨けば光る原石に変えるのは青州刺史様のお仕事ですわよ」


 龔景「これは一本、取られましたなぁ。確かにここに置いておくにはあまりに勿体無い。分かりました。税は前年比の1.5倍なら手を打ちましょう」


 環希「前年比と同じじゃないと何人か説得できません」


 龔景「しかし、こちらにも面子がありますからなぁ。ここの税が少ない。もっと取り立てて来いと都から言われておりますので。1.2倍。これ以上は無理ですよ」


 環希「それじゃあ、この話は無かったことに「


 龔景「わ、分かりました!その分、お嬢さんたちには馬車馬のように働いてもらいますが文句は受け付けませんよ」


 環希「…はい覚悟はできております」


 龔景「全く、交渉上手なお嬢さんを持って、あの田舎者の村長殿も鼻高々でしょうな。それでは、都の奴らに通じるかお嬢さんの味見をさせてもらいますよ」


 環希「…はい。そのつもりで来ましたから…どうぞ」


 この日、環希は純潔を龔景に差し出したのである。


 龔景「悪くはありませんが、都には劣りますなぁ。これでは、都の奴らを満足させられぬゆえ、これからも色々教えてあげますので、期待してますよ」


 環希「…はい」


 環希が帰った後。


 龔景の部下A「龔景様、あのような要求を飲んで良かったのですか?」


 龔景「何が?」


 龔景の部下B「税のことです」


 龔景「あぁ。気にする必要はない。この地の価値は、都にも劣らぬ女性の質だ。元々、それ以外に価値の無いここは、彼女たちを手に入れた後、野盗どもに燃やさせる予定だ。まぁ、向こうが父や兄助けて欲しさにやってきただけのこと」


 龔景の部下C「龔景様のことをたまに恐ろしく感じますよ」


 龔景「たまにですか。まぁ、お前たちにはそれぐらいで良いでしょう。それに、税もあの女たちに稼がせる予定だから何の問題もない。その言質は先程取りましたからね」


 龔景の部下D「可哀想なのはあの女子たちですな。これから我らのために身体を使って毟り取られるのですから」


 龔景「コーコッコッコッ。さて、忙しくなりますよ」


 2日後、村長は何とかして3倍の税を集めた。


 龔景「あぁ、村長殿。税の件ですが今まで通りで構いませんよ。こちらはお返ししましょう」


 村長「はぁ。良いので?」


 龔景「えぇ。その代わり、村長の娘と年若い女たちを頂いて行きますので」


 村長「それは話が違う!税を納めれば連れて行かないと言ったではないか!」


 すっと環希が龔景の隣に立つ。


 環希「私、田舎臭いここから外に飛び出したくて、龔景様にお願いしたの。あ!他の子達にもお話ししたらみんな付いていきたいですって。だから、お父様、ごめんなさい。私たちは、この村を出ることにしたの」


 村長「何を言っておる!お前には程遠志が」


 環希「田舎者よりも都会の男性。私に必要なのはここから連れ去ってくれる人なのよ」


 龔景「コーコッコッコッ。そういうことですので、可愛いお嬢さんたちに免じて、税は今まで通りで構いませんよ」


 村長「………。」


 村長は娘の変わりように項垂れて何も言えなかった。

 こうして、この日この村から年若い女が消えた。

 それから数日後のこと。


 野盗A「ヒャッハー。情報通りですぜオカシラ。コイツら貯め込んでやがる」


 野盗頭「ガハハハハ。あの商人も中々良い仕事をする。抵抗する奴らは皆殺しにして、全て奪ってやれ!」


 野盗B「ヒャッホー!流石、オカシラだぜ!」


 この日、幸か不幸か失恋し傷心状態だった程遠志は村長から他の村との交易を任され、離れていた。


 村長「それだけは、それだけはおやめくだされ。それまで持っていかれては、ワシらのせ、い、か、つ」


 野盗C「ジジイは黙ってろってか?」


 野盗D「これは抵抗だし、殺しても仕方ねぇだろ?」


 野盗C「違いねぇ」


 野盗頭「奪い尽くした家には火をかけろ!」


 この言葉を聞いて、草むらで息を潜めていたのがこの村に住む年若い男の鄧茂であった。

 鄧茂は仲間たちが殺されていくのを黙って見ているしかできなかった。


 野盗D「オカシラ。この女、歳食ってる割にオカシラ好みの強気で良い女ですぜ」


 ???「野盗に言われても嬉しかないね」


 鄧茂「(か、かぁちゃん!)」


 野盗の1人が連れてきたのは、鄧茂の母だった。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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