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えっ俺がコスプレの十八番だった大賢良師張角に!?朝廷が思ってた以上に腐ってたので念入りに内政をして黄天の世を築きたいと思います  作者: 揚惇命
1章 張角16歳

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女と子供だけが住む村の噂に絞って聞き込みを再開する

 俺たちは再び散り散りになって、聞き込みを再開した。


 村娘「お、御役人様。ま、また来たんですか?」


 程遠志「すまねぇ。また聞きたい事があってな」


 村娘「な、何でしょうか?は、話すのは構いませんけど…ぜ、絶対に私から聞いたって言わないでくださいね」


 程遠志「約束する」


 村娘「そ、それなら。何が聞きたいんですか?」


 程遠志「女と子供だけが住む村の噂について集めてる。何か知ってる事は無いか?どんな事でも良いんだ」


 村娘「そ、そんな村があるなんて今初めて知りました…あ!待ってください。街の子供達なら何か知ってるかも知れません」


 程遠志「ここにいる子供たちが?」


 村娘「はい。この辺りの森は龔景様のお膝元という事もあって、猛獣の類を追い立てたり討伐したので、比較的に安全で子供たちだけで森で遊ぶ事もあるんです。その中の1人が森で知らない子供と遊んだという話をしていて…もしかしたら今の話に関係があるんじゃないかと思ったんです」


 程遠志「成程、その森が何処か?」


 村娘「そこまでは…あ!でも、王脩《おうしゅう》先生なら何か知ってるかも」


 程遠志「王脩先生?」


 村娘「はい。まだ7歳かそこらの子供なんですがこの村で1番の物知りで、子供たちのまとめ役みたいな事もしてて、だから皆が子供たちを引率する先生みたいだなって、王脩先生って呼んでるんです」


 程遠志「そ、そんな子供が…何処に行けば会えるんだ?」


 村娘「この時間はまったり読書の時間じゃなかったかと」


 程遠志「わかった。貴重な情報をありがとな」


 村娘「あ!待ってください!ってもう居ない。あの御役人様。王脩先生がまったり読書してる場所を聞かなくて良かったのかな?」


 別の場所では鄧茂が。


 若い男「おぅ兄ちゃん。また来たんか。何や、書き忘れた事でもあったんか?」


 鄧茂「実はっすね。女と子供だけの村の噂について知りたくて、聞いて回ってるんすよ。何か知ってたりします?」


 若い男「女と子供だけの村ねぇ…そんなものが本当にあるんならどうやって女だけで子供作ったのか知りたいもんだねぇ」


 鄧茂「ハハッ。じゃあ、お兄さんは何も知らない感じっすか?」


 若い男「あぁ、残念ながらな。役に立てなくて悪ぃな兄ちゃん」


 鄧茂「いえ、お話ありがとうございましたっす」


 また別の場所では管亥が。


 老人「お前さん、また来たんか。ちょうどええ、まだ話足りんかったところじゃ」


 老婆「まぁまぁ、座ってお茶でもどうぞ」


 管亥「では、お言葉に甘えまして」


 老人「えーっと前は何処まで話したかのぉ。そうじゃそうじゃ、裸で走り回る猿の話じゃ」


 老婆「そうでしたねぇ。えーっと、御贔屓にさせてもらってる商人さんがねぇ。話してくださったのよねぇ」


 老人「そうじゃそうじゃ。酒のつまみになる話があるって言うて話してくれたんじゃ。何でも遠くの方で雄叫びを上げながら走り回る猿がおったって言うてなぁ」


 老婆「えぇえぇ。よーく目を凝らしてみたら人間さんだったのよねぇ」


 老人「そうなんじゃそうなんじゃ。しかも雄叫びを上げてたんやのぅて、何や逃げ回ってるようやったらしい言うてなぁ」


 老婆「何でも『あの女は一体何者や。何で俺らが根城を追い出されやなあかんねん』とか言うてたんよねぇ?」


 老人「そうじゃそうじゃ。な、これで話し忘れた事は終わりや。どうや面白かったやろ?」


 管亥「は、はい。とても興味深いお話でした。ところで話は変わるのですが、女と子供だけの村の噂について何かご存知ではありませんか?」


 老婆「えぇえぇ知ってますよ。そう言う噂があるのはねぇ」


 老人「走り回っとる子供が街の外の森で見知らぬ子供と遊んだとか言うとったなぁ」


 老婆「爺さんは本当物知りですねぇ」


 老人「婆さんの方が綺麗じゃわい」


 老婆「うふふ」


 老人「見つめられるとちと恥ずかしいのぉ」


 管亥は老夫婦2人だけの空間になりつつあるのを見て、これ以上の話は聞けそうにないなとそっと席を立つのだった。

 他の場所では大賢良師が。


 良師「あ!居た居た。探したよ」


 子供「あ!さっきの兄ちゃん。僕のことを探してたの?」


 良師「あぁ。君のパパとママよりも君の方が詳しいんじゃないかと思ってさ」


 子供「そ、そんなに褒めても何も出ないよ?」


 良師「女と子供だけの村の噂について聞きたくてさ」


 子供「あ!その話ね。えーっと、この街は新しい青州刺史様のお膝丸らしくって、治安だけは良いらしいのね。だから子供たちだけで森に行ったりしても恐ろしい虎さんや熊さんも出てこないの。だから、森で良く遊ぶんだけど、いつもいつも知らない子供が何人か増えてるの。不思議でしょ?」


 良師「不思議だねぇ」


 子供「でねでね。帰る時にはポツンと居なくなるの…もしかして王脩先生が言ってたみたいにこの世ならざる者と遊んでるのかなぁ」


 良師「王脩先生?」


 子供「うん。私たちのまとめ役で、物知りさんなのよ」


 良師「その人は今何処に?」


 子供「うーんとね。この時間は多分まったり読書の時間だと思うから、孤児院の庭で椅子に座って本を読んでると思うよ。孤児院はね。この道をずーっと進んだ先にあるよ」


 良師「情報、ありがとう。御礼に1つ面白い遊びを教えてあげるね」


 子供「え〜!何々、面白い遊び知りた〜い!」


 俺はこの子供に氷鬼とケイドロを教えてあげた。


 子供「面白そう!今日から早速遊んでみるね。お兄ちゃん、ありがと」


 良師「こちらこそ。貴重な情報をありがとう」


 それにしても物知りな王脩先生か…。

 孤児院にいるということなので、おそらく先生なのだろう。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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