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えっ俺がコスプレの十八番だった大賢良師張角に!?朝廷が思ってた以上に腐ってたので念入りに内政をして黄天の世を築きたいと思います  作者: 揚惇命
1章 張角16歳

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街で情報を集めよう

 山賊の根城を後にした大賢良師たちは、龔景の治める街へと戻ってきた。


 袁紹「その顔は手がかり無しであったか?」


 良師「はい…それどころか中はかなり悲惨な状態でした。耐性が無いものは連れて行かない方が良いかと。うちはほぼ全員吐瀉しました」


 袁紹「そこまでであったか…そんな奴らが都の近くを未だ荒らしているとは…。本当なら今直ぐにでも龔景の首を斬ってやりたいぐらいだ」


 良師「お気持ちは分かりますが…まだ利用できる存在なのは確かです。潰すとしてもしゃぶり尽くしてからが宜しいかと」


 袁紹「勿論、そのつもりだ。中常侍が関わる悪事についても関わっているかも知れんのだからな。それよりも、貴殿も中立の立場もしての振る舞いを頼む」


 良師「はい…。此度のことは袁紹殿に龔景が保護されたとだけ伝えておきます」


 袁紹「うむ。向こうに何かよからぬ動きがあれば知らせてくれ。こちらも向こうに流していい情報は伝える」


 良師「はい」


 これで中常侍と何進派閥が争ってくれている間は、内政に注力できよう。

 俺としては、ここで龔景が死ぬのも。

 2つの勢力の興味が広宗に移るのもなんとか防ぎたい。

 両方に必要な情報を流してやるだけで時が稼げるのなら安いものだ。


 袁紹「張角殿、俺はこれから龔景を連れて山賊の根城の調査に向かうつもりだ。貴殿はどうされる?」


 成程…これはここから龔景を連れ出すから好きに調べて良いという袁紹殿からのアシストと見て良いだろう。


 良師「では、こちらは街で聞き込みを担当しましょう」


 袁紹「貴殿らが聞き込みをしてくれるのであれば、こちらは本当に誰も居ないのか山賊の根城をくまなく調べることができる。お任せしても良いだろうか?」


 良師「はっ!お任せを」


 こうして袁紹は龔景を連れて山賊の根城へ。

 大賢良師たちは、付近での噂を中心に聞き込みを行うことにした。

 程遠志は龔景の噂を。


 村娘「龔景様の噂ですか?」


 程遠志「おぅ。どんなことでも良いんだ。教えてくれないか?」


 村娘「そうですねぇ。これはあくまで噂なんですけど…村で気に入った女を毎晩自宅に連れ込んで、変なお香を嗅がせているとか」


 程遠志「変なお香?」


 村娘「はい。私の友達も被害に遭ったみたいで、お香を嗅いだ後、朝まで眠って居たそうで、なんかお腹の辺りに奇妙な違和感と何もしてないのに倦怠感に襲われたとか」


 程遠志「情報提供、ありがとな」


 村娘「絶対に私からって言わないでくださいよ。そこだけはお願いします」


 程遠志「おぅ」


 別のところでは鄧茂が山賊の噂を。


 若い男「山賊の噂?」


 鄧茂「どんなことでも良いんで教えてくれないっすか?」


 若い男「そう言われてもなぁ。あー、アレだろ。何でも中年の女ばかりを狙う変態が頭領の山賊が居るって話か?最近はここらでは聞かないなぁ。あ!そうだそうだ!これはあの辺りで商いをやってた商人から聞いた噂なんだけどよ。何でも、何ヶ月か前に裸で逃げ出す山賊を見たとか。山賊が武器も防具も付けずに裸でだぜ?まぁ眉唾物の噂だろうけどな」


 鄧茂「裸で逃げ出す山賊っすか?」


 若い男「おぅ。何でも、その光景を見た商人が言うにはよ。化け物だ!悪魔だ!なんだと叫んでたらしい。な?化け物や悪魔って…んなもん居るなら女を攫うお前らだろって話だろ。ワハハハハハ」


 鄧茂「貴重な情報をありがとっす」


 若い男「おぅ。なんだか知らないが頑張れよ」


 また、別の場所では管亥が獣の噂を聞いて回っていた。


 老人「ふむ。大きな獣の噂じゃと?はて?婆さんや!なんか知っとるかいの?」


 老婆「さぁ、聞いたことも…見たことも。あ!爺さんや!あの話じゃないかいのぉ。ほら、前に商人の人が」


 老人「おぉ!あの話か!」


 管亥「何か、心当たりがあるんですね?」


 老人「うむ。商人が商いのついでに面白い話として、教えてくれたんじゃが。何でも裸で走り回る猿を見たとか」


 老婆「猿は元々裸なのにおかしな話じゃと思ってなぁ」


 老人「そしたら、よーく目を凝らしてみたら人間に見えなくもないとかいいだしてのぉ。流石におかしくて笑ってしまったわい」


 老婆「えぇ。えぇ。人間が裸で走り回るなんて、あり得んことじゃしのぉ」


 管亥「成程。情報提供に感謝いたします」


 老人「良い良い。裸で走り回る人間とやらを見つけたら教えてくれると助かるわい」


 老婆「確かにそんなのが居たら気になるからのぉ」


 管亥「その機会がありましたら」


 また、別の場所では大賢良師が近くに新たな村ができたとか身の回りで変わったことが無いかを聞いていた。


 人妻「身の回りで変わったことですか?アナタ、何かあります?」


 旦那「いや、特には無いな」


 子供「ママとパパにこの前話したアレは?」


 人妻「あぁ!あの話ね。確かに本当に存在するなら変わった話になるのかしら?」


 旦那「いや、でも女だけの村なのに子供が居るなんて、どうやって子作りしてんだって話にならないか?」


 子供「パパ?子作りってなーに?」


 旦那「あ。えーっと、ゴホン。お前はまだ知らなくて良いことだ。外で遊んできなさい」


 子供「えっ?今日はまだ遊んでも良いの?だっていつもパパ、門限を守れって」


 旦那「良いから遊んできなさい!暗くなったら帰ってくるんだぞ」


 子供「う、うん」


 子供が元気よく外に駆けていく。


 良師「それで女だらけの村の噂とは?」


 人妻「はい。何でも大興山の麓に女と子供だけの村があるという噂があるんです」


 旦那「まぁ、子供が居る時点であり得ねぇから。実は領主だけ男なんじゃ無いかと俺は睨んでるけどな。でも、そうだとしたら多くの女を侍らせて羨ましいったらねぇぜ」


 人妻「成程…アナタは私だけでも満足できないと?」


 旦那「い、いや…そ、そんなこと言って。あイタッ!」


 触らぬ神に祟り無し、情報は手に入れたことだし、俺も退散するとしよう。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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